俳句の庭

「俳句の庭」は、木陰に湧く泉のように、言葉の世界に親しみながら憩うことができる場所です。最近の俳句総合誌などの掲載作品から目についた作品を取り上げて鑑賞する「今日の一句」、旬の季節の言葉を解説する「季節の言葉」、自らのこれまでの俳句作品に関する「自句自解」の3つのカテゴリーを設けています。どうぞお気軽にお楽しみください。

  • 白梅に大屋根に父帰り来し  廣瀬悦哉

    春先に咲く白梅の白さは、厳密にいえば純白というのではないが、この世の汚れと無縁であるかのようなその眩い白さには…

  • 霾や高架くぐれば外神田

    「霾」(つちふる)は、春になって、大陸から海を越えて飛んでくる黄砂のことをいう。空は黄色くかすみ、大気は埃っぽ…

  • 忘れ霜

    「忘れ霜」は、春たけなわの頃降る霜のこと。桜の咲く時季を過ぎても、移動性高気圧にともなう夜間の放射冷却などで気…

CATEGORY

ARCHIVE