冬を海で過ごした鮎は、晩春の頃、体長4~6センチほどに育って川を遡上する。その頃の鮎のこと。鮎はその後、初夏から夏にかけて川で10~15センチほどに成長し、成魚となって縄張りを持つようになる。海から川へ遡上しはじめたばかりの鮎が「稚鮎(ちあゆ)」(春季)。

冬を海で過ごした鮎は、晩春の頃、体長4~6センチほどに育って川を遡上する。その頃の鮎のこと。鮎はその後、初夏から夏にかけて川で10~15センチほどに成長し、成魚となって縄張りを持つようになる。海から川へ遡上しはじめたばかりの鮎が「稚鮎(ちあゆ)」(春季)。

春に生まれて巣立ちをしたばかりの、まだあどけなく飛ぶのもおぼつかない雀のヒナのこと。雀はスズメ科の野鳥であり、全国に留鳥として広く生息する。住宅の隙間など人の生活圏に巣を作ることが多い。「雀の子」の巣立ちのピークは5月下旬から6月頃だが、晩春の頃から巣立ちがはじまることから春の季語になっている。

春、暖かくなって積もった雪が解け、流れ出した水のこと。冬の厳しい寒さが去り、春の訪れによる生命の息吹や自然の豊かな恵みを感じさせる。冬の終わりから春への移り変わりの中で見かける光景である。「雪解(ゆきどけ、ゆきげ)」の傍題。

「胡桃(くるみ)」はクルミ科の落葉高木。国内では、鬼胡桃が全国の山地の川沿い、沢辺、窪地などに自生する。多くの植物と同様に、春の訪れとともに新芽を出す。「木の芽」の傍題。

アサガオ、ヒマワリ、コスモスなど夏から秋にかけて咲く草花の種を蒔くこと。花が咲く姿を想像しながら、小さな種を蒔いて土を被せる。草花の種を蒔く時期には春蒔きと秋蒔きがあるが、俳句で「花種蒔く」といえば春に蒔く作業をいう。なお、俳句で単に「種蒔(たねまき)」といえば稲の籾(もみ)をまく農作業を指す。
