鳩の営巣期は晩春から夏にかけてで、樹上などに小枝を重ねて皿形の粗い巣をつくる。日本に生息するのはハト科のキジバトとカワラバト(ドバト)の2種類。一年を通して繁殖するが、夏から秋にかけて繁殖する個体が多い。「鳥の巣」「燕の巣」「雲雀の巣」「鴉の巣」「千鳥の巣」などとともに春の季語。
下の写真は、フランスのシュノンソー城の城壁に営巣するモリバト。

鳩の営巣期は晩春から夏にかけてで、樹上などに小枝を重ねて皿形の粗い巣をつくる。日本に生息するのはハト科のキジバトとカワラバト(ドバト)の2種類。一年を通して繁殖するが、夏から秋にかけて繁殖する個体が多い。「鳥の巣」「燕の巣」「雲雀の巣」「鴉の巣」「千鳥の巣」などとともに春の季語。
下の写真は、フランスのシュノンソー城の城壁に営巣するモリバト。

羊はウシ科に属する草食動物。人類にとって最も古くから家畜化された動物の一つだが、日本に導入されたのは明治時代以降。キリスト教文化圏では神聖で重要な動物とされ、復活祭ではその年に生まれた子羊のローストを食べる習慣がある。子羊が生まれるのは春先の2~4月にかけて。生後しばらくは、母親のミルクだけで育ち、数週間で、周囲の草を少しずつ食べ始める。なお、春に生まれる「仔馬」、「子猫」などは春の季語として扱われるが、「子羊」は季語として扱われていない。「羊の毛刈る」は春の季語。

ヨーロッパ原産のマメ科の多年草である「苜蓿(うまごやし)」の近縁種。別名「アルファルファ」。江戸時代末期に中国経由で日本に伝来し、明治維新以降、北海道開拓使などが家畜の飼料(牧草)としてアメリカから本格的に導入した。牧草地から種が飛び散るなどして、現在では各地の道端などで野生化している。春から夏にかけて紫色の小さな花を咲かせる。「苜蓿の花」(春季)の傍題。

中国原産の落葉小高木。江戸時代中期に日本に伝来。別名「タマリクス」。春、薄紅色の小さな花を棒状にたくさん付ける。中国の唐の時代、楊貴妃が好んで庭に植えさせたという言い伝えがある。花期が春(5月頃)と秋(8〜9月頃)の年2回あるが、春の花の方が見応えがある。なお、歳時記には掲載されていない。

中国原産のケシ科の多年草。日本への渡来の時期は不明だが、明治時代以降に持ち込まれたと考えられている。グランドカバーなどとして植えられるほか、野生化しているものもある。晩春初夏の頃、純白で4枚の花弁をもつ花を咲かせる。別名「スノーポピー」。なお、歳時記には掲載されていない。
