「山毛欅(ぶな)」はブナ科の落葉高木。「橅」とも表記する。秋に生る実は、表面に柔らかいトゲがついた殻に包まれ、晩秋の頃殻が割れて種が地面に落ちて、クマ、シカ、イノシシ、リス、ネズミ、野鳥などの餌になる。なお、歳時記に掲載されていないが、「木の実」や「団栗」の傍題として詠むことはできるだろう。
下の写真は、フォンテーヌ・ブローの森で撮影したヨーロッパブナの実。日本のものより一回り大きい。

「山毛欅(ぶな)」はブナ科の落葉高木。「橅」とも表記する。秋に生る実は、表面に柔らかいトゲがついた殻に包まれ、晩秋の頃殻が割れて種が地面に落ちて、クマ、シカ、イノシシ、リス、ネズミ、野鳥などの餌になる。なお、歳時記に掲載されていないが、「木の実」や「団栗」の傍題として詠むことはできるだろう。
下の写真は、フォンテーヌ・ブローの森で撮影したヨーロッパブナの実。日本のものより一回り大きい。

南アメリカ原産のナス科タバコ属の一年草。喫煙用の葉タバコを観賞用に改良した園芸品種。別名「ニコチアナ」。日本には、桃山時代の頃観賞用として伝来した。初夏から秋にかけて星形の花を咲かせる。花色は白、ピンク、赤、紫など。

日本固有種のキク科の多年草。国内では、主として日本海側の山野に自生する。トゲが強く、草丈は0.5~1メートル。夏から9月頃にかけて、下を向いた紫色の花を咲かせる。一方、現在日本全国の道端や空き地に広く野生化しているのが、ヨーロッパ原産のアメリカオニアザミ。「秋薊」の傍題。なお、単に「薊」といえば春の季語。
下の写真は、パリ近郊で見かけたアメリカオニアザミ。

カモ科ガン類の総称。日本に飛来するのはマガン、ヒシクイ、シジュウカラガン、コクガンなどで、迷鳥を除くと全て冬鳥。晩秋の頃、シベリアなどの北方から渡ってきて、V字などの列を作って鳴きながら飛ぶ。
下の写真は北アメリカを中心に、ヨーロッパにも生息しているカナダガン。本来の野生のカナダガンは北アメリカを南北に移動する渡り鳥だが、ヨーロッパで見られる個体の多くは留鳥という。

マロニエはセイヨウトチノキのこと。ヨーロッパの街路樹や公園でよく見られる。明治時代の中頃、日比谷公園にフランスから苗木が持ち込まれたのが最初とされる。初夏に花が咲いた後、秋に実が生る。殻に鋭いトゲがあるのが特徴。日本の在来種である「栃(とち)の実」(秋季)に対して、「マロニエの実」は独立した季語としては定着していないが、同属である栃に準じて秋の季語として扱うことはできるだろう。
