「山帰来(さんきらい)」はユリ科の蔓性小低木。サルトリイバラの別名。全国の山野に自生する。蔓は硬く、鋭い棘がある。晩春、葉腋から散形花序をだし、黄緑色の小花をつけ、秋には実が紅熟する。赤い実はクリスマスや年末年始の飾りに用いられる。なお、「山帰来の花」は春の季語。

「山帰来(さんきらい)」はユリ科の蔓性小低木。サルトリイバラの別名。全国の山野に自生する。蔓は硬く、鋭い棘がある。晩春、葉腋から散形花序をだし、黄緑色の小花をつけ、秋には実が紅熟する。赤い実はクリスマスや年末年始の飾りに用いられる。なお、「山帰来の花」は春の季語。

「欅(けやき)」はニレ科ケヤキ属の落葉広葉樹。青森県以南の各地に広く分布する。山地に自生するほか、街路樹や人家の防風林にも使われる。晩秋の頃、紅葉が極まるとやがて葉を落し始める。歳時記には「名の木散る」(秋季)として出ている。「欅」は、春の「欅の芽」、秋の「欅散る」、冬の「欅枯る」「欅落葉」など、四季を通して詠む対象になる。

二日月から八日月の頃までの上弦の月、またはその夜をいう(秋季)。この頃の月は出が早いので昼間は目立たず、夕方にだけ見える印象がある。夜半には早々と没してしまう。そのはかない感じは王朝貴族たちに愛され、詩歌に詠み継がれた。

薔薇(ばら)はバラ科バラ属のうち特に園芸種、栽培種を総称する。初夏に花を咲かせた後、秋から冬にかけて実が赤やオレンジ色に熟する。「薔薇の実」は歳時記に掲載されていないが、その原種の一つである野茨の実は「茨(いばら)の実」として秋の季語になっている。生食できるが、主に乾燥させてお茶として飲んだり、ジャムやジュースなどになる。

「無患子」はムクロジ科の落葉高木。関東以西の山地に自生するほか、寺社や庭園に植えられる。6月頃淡緑色の花を咲かせた後、秋に実が熟れるが、互生する葉の黄葉も鮮やか。単に「無患子」といえば秋の季語だが、特に黄葉に焦点を置いて詠むときは、「無患子黄葉」と表現するのもいい。
