秋に北の海から南下してくる脂ののった鰹のこと。春の頃北上した鰹は、秋になると海水温の低下に伴い南下して三陸沖に群がる。春〜初夏のあっさりした「初鰹」に対して、濃厚な旨味を持つ「秋鰹」は、古くから秋の味覚の代表格。Uターンして戻って来るので「戻り鰹」とも言う。単に「鰹」といえば夏の季語。

秋に北の海から南下してくる脂ののった鰹のこと。春の頃北上した鰹は、秋になると海水温の低下に伴い南下して三陸沖に群がる。春〜初夏のあっさりした「初鰹」に対して、濃厚な旨味を持つ「秋鰹」は、古くから秋の味覚の代表格。Uターンして戻って来るので「戻り鰹」とも言う。単に「鰹」といえば夏の季語。

秋半ばから晩秋にかけて、ふとした瞬間に、身体にうっすらと染みるように感じる寒さのこと。「うそ」は「薄(うす)」が転じたもので、なんとなく、あるいはうっすらと寒い様子を意味する。「やや寒」「そぞろ寒」と似たような寒さだが、語感に若干の違いがある。

旧暦の8月の異称。新暦では9月上旬〜10月上旬頃に当たる。「月見月」「木染月(こそめづき)」「雁来月」などともいう。葦(あし)や芒(すすき)の穂が風に揺れ、月光が澄み始める頃。由来は諸説あるが、木々の葉が落ちる月である「葉落ち月」が転じたという説が有力。

「吊花(つりばな)」は、日本を含む東アジア原産のニシキギ科ニシキギ属の落葉低木又は小高木。全国の低山や丘陵の林内・林縁、谷筋などに広く自生するほか、近年、庭木などの園芸植物として人気を得つつある。晩春から初夏にかけて緑白色の小さな花を咲かせた後、秋には丸い赤い実(果実)が熟し、やがて殻が割れて中からオレンジ色の種子が現れる。なお、歳時記には掲載されていない。

僧侶たちが夏の間の90日間、一箇所にこもって修行することを「夏安居(げあんご)」(夏季)というが、その修行期間が満了し、制限が解かれることが「解夏」(秋季)。「夏明き(げあき)」ともいう。長かった厳しい修行を終え、寺の門を出ていく僧侶たちの姿を見かけるのもこの頃。寺院内にはどこかほっとした静けさが漂う。主に、自力での厳しい修行を重んじる禅宗や天台宗などの宗派で、今でも行われている伝統行事。
