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俳句の庭

  • 廣瀬直人の一句(40)

    4月 19th, 2026

    遠雷や背を向けて帯解いてゐる 直人

    「遠雷」は遠くで鳴る雷のこと。「雷」の傍題。これから降り出そうとする夕立の前触れであったり、過ぎ去っていく雷の余韻であったりする。「遠雷」のまま遠ざかっていく雷もある。

    掲句は、多少改まった会合などから帰って来て、日常に戻ろうとする妻を詠んだ作品。背を向けて帯を解いている妻に、作者は無言のまま労(ねぎら)いの視線を向けているのだ。「遠雷」は、一日の用事から解放された夫婦の間に漂うほっとした気分を表している。この句の雷は遠く轟くだけで、不安を掻き立てるような差し迫ったものではない。『遍照』所収。

  • 数の子草(かずのこぐさ)

    4月 19th, 2026

    東アジア、北アメリカ等原産のイネ科の一年草又は越年草。穂の形が数の子に似ていることからこの名がある。かつてムギ類と一緒に伝来した史前帰化植物とされる。全国の水田や畦など湿り気の多いところに自生する。晩春の頃、沢山の小穂(しょうすい)からなる緑色の花を咲かせる。

  • 花水木

    4月 19th, 2026

    北アメリカ原産のミズキ科の落葉低木。日本原産の「山法師(やまぼうし)」の近縁種。1912年に東京市長がワシントンD.C.へ贈った桜の返礼として日本に届いたことで知られる。街路樹や庭木として植えられる。晩春の頃、枝の先に四枚の白又はピンクの苞葉(ほうよう)に包まれた花が開く。中心に密集しているのが緑黄の小花。別名「アメリカヤマボウシ」。

  • 廣瀬直人の一句(39)

    4月 18th, 2026

    てのひらに鉄棒の錆夏めく日 直人

    「夏めく」は、立夏(5月上旬)を過ぎ、日差しや風、草木の緑などに夏の気配が感じられること。景色だけでなく、街を行く人の服装や日々の生活などにも夏らしさを見出す。

    掲句は、錆びてざらついた鉄棒を握ったとき、その感触に夏の到来を感じ取っての作品。作者は、一瞬の感受をすかさず一句に仕上げた。句の素材は日常のどこにも転がっていることを改めて認識させる作品だが、同時に、作者の感性が日常から研ぎ澄まされていないと、見逃してしまう素材でもある。『遍照』所収。

  • 庭漆の芽

    4月 18th, 2026

    「庭漆(にわうるし)」は、中国原産のニガキ科の落葉高木。日本には明治時代に渡来し、街路樹などとして植えられたほか、道端や河川敷などで広く野生化している。別名「シンジュ(神樹)」。ウルシの名がついているが、ウルシ科のウルシとは全く別種の樹木。晩春の頃新芽を伸ばす。芽吹いてからの成長が非常に早い。歳時記には掲載されていないが、「木の芽」の傍題と考えていいだろう。

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