夏の夜の明けが早いこと。春分を過ぎて日が長くなり、夏至の頃に夜が最も短くなる。科学的な現象に加えて、短い夜が過ぎ去るのを惜しむ思いが含まれる。「明易(あけやす)」の傍題。

夏の夜の明けが早いこと。春分を過ぎて日が長くなり、夏至の頃に夜が最も短くなる。科学的な現象に加えて、短い夜が過ぎ去るのを惜しむ思いが含まれる。「明易(あけやす)」の傍題。

「蝦蔓(えびづる)」は、日本を含む東アジア原産のブドウ科の蔓植物。古名は「えびかづら」。本州以南の山野に自生する。7月頃、淡緑色の小さな花を密集して咲かせる。秋になると小さなブドウに似た藍黒色の実をつけ、食用になる。単に「蝦蔓」と言えば秋の季語。

地中海沿岸地方原産のキク科アザミ属の多年草。江戸時代中期に観賞用として日本に持ち込まれた。別名「チョウセンアザミ」。アーティチョークの原種でもある。草丈は1.5~2メートル以上に達し、初夏の頃赤紫色の花を咲かせる。西洋では高級野菜としても知られている。なお、歳時記には掲載されていない。

紫蘭(しらん)の一品種。花びらの先端が赤紫色に染まり、まるで口紅を塗ったように見えることから名付けられた。花期は5~6月。紫蘭は、ラン科の多年草。本州以南の日当たりのよい湿地に自生するほか、庭先や公園などにも植栽される。

冬を海で過ごした鮎は、晩春の頃、体長4~6センチほどに育って川を遡上する。その頃の鮎のこと。鮎はその後、初夏から夏にかけて川で10~15センチほどに成長し、成魚となって縄張りを持つようになる。海から川へ遡上しはじめたばかりの鮎が「稚鮎(ちあゆ)」(春季)。
