みずみずしい若葉におおわれる初夏の木々をいう。木々の色合いに焦点を当てる場合は「新緑」、木々の姿に焦点を当てる場合は「新樹」。「新樹」は、「若葉」「青葉」などの和語(訓読み)に比べ、音読みによる硬質で知的な雰囲気をまとっており、近代的な語感があるが、題目として立てられたのは『夫木和歌抄』(鎌倉後期の私撰和歌集)などに遡る。この時季、山野には生命力がみなぎる。

みずみずしい若葉におおわれる初夏の木々をいう。木々の色合いに焦点を当てる場合は「新緑」、木々の姿に焦点を当てる場合は「新樹」。「新樹」は、「若葉」「青葉」などの和語(訓読み)に比べ、音読みによる硬質で知的な雰囲気をまとっており、近代的な語感があるが、題目として立てられたのは『夫木和歌抄』(鎌倉後期の私撰和歌集)などに遡る。この時季、山野には生命力がみなぎる。

芭蕉の新芽が堅く巻かれた状態(玉巻く芭蕉)から、ゆっくりとほぐれて大きな葉を広げていくこと。芭蕉は春に新しい葉を細く巻いた状態で伸ばし、初夏の頃、その巻かれた葉が徐々に伸びてほぐれ、大きな緑の葉を展開していく。芭蕉は、中国原産のバショウ科の大型多年草。平安時代に日本に渡来し、主として暖地に植栽されている。単に「芭蕉」といえば秋の季語。

台風や熱帯低気圧の影響などで、激しく大量に降る雨や災害をもたらすような荒々しい梅雨模様となること。梅雨の最盛期や末期に見られる。梅雨の時期はしとしとと雨が降るイメージがあるが、「荒梅雨」はそれとは対照的な雨である。

「蛾」はチョウ目の昆虫のうち、チョウ以外の昆虫の総称。非常に種類が多く、習性も様々。多くの「蛾」は夜行性で夜の灯火に集まるが、「鹿子蛾」は昼間に活動する。黒地に白い斑点が散りばめられた翅(はね)が鹿の子絞りに似ていることからこの名がある。「鹿子蛾」としては歳時記に掲載されていないが、総称としての「蛾」は夏の季語。

「麦」は、中央、西アジア原産のイネ科の越年草。小麦、大麦、ライ麦、燕麦(えんばく)などがある。このうち小麦は、大麦とともに縄文時代晩期から弥生時代にかけて、中国大陸から朝鮮半島を経由して日本に伝来した。麦類の中で、現在日本で最も広く栽培されている。晩秋から初冬に蒔かれ、冬を越して晩春には青々とした穂が出、初夏には黄熟し刈り取られる。パン、うどん、ラーメン、パスタ、お菓子などの原料になる。
