「新樹(しんじゅ)」は若葉におおわれる初夏の木立のこと。「新緑」は若葉のもつみずみずしい色彩に焦点があるのに対し、「新樹」は樹木の姿に焦点を当てた言葉。この頃、山野には生命力がみなぎる。
掲句は、朝、地元の雑木林を抜けて来たときの作品。雑木といっても、若葉を広げ始める時期は木によって遅速がある。立夏を過ぎて寒さは緩んでも、森閑とした林を抜けてきた後、手足に冷え冷えとした感触が残った。目に映じる若葉の鮮やかさと朝晩の冷え冷えとした大気のギャップがこの時季の特徴。令和8年作。
「新樹(しんじゅ)」は若葉におおわれる初夏の木立のこと。「新緑」は若葉のもつみずみずしい色彩に焦点があるのに対し、「新樹」は樹木の姿に焦点を当てた言葉。この頃、山野には生命力がみなぎる。
掲句は、朝、地元の雑木林を抜けて来たときの作品。雑木といっても、若葉を広げ始める時期は木によって遅速がある。立夏を過ぎて寒さは緩んでも、森閑とした林を抜けてきた後、手足に冷え冷えとした感触が残った。目に映じる若葉の鮮やかさと朝晩の冷え冷えとした大気のギャップがこの時季の特徴。令和8年作。
ヨーロッパ原産のキク科ヤグルマギク属の多年草。ヨーロッパから西シベリアにかけての温帯地域の乾燥した野原・草地などに自生する。日本には、明治時代末期に観賞用として導入され、「セント―レア」の名で流通する。夏から初秋(6月〜9月頃)にかけて、アザミに似た紅紫色やピンク色の花を咲かせる。丸い花頭から、細長い糸のような花びら(管状花)が放射状に広がるのが特徴。なお、歳時記には掲載されていない。

地中海、ヨーロッパの大西洋沿岸原産のセリ科クリスマム属の多年草。英語で表記するとsea fennel。乾燥に耐えるために葉が肉厚(多肉質)になっている。海岸沿いの岩場などに自生する。夏、淡い黄色や黄緑色の小さな花が傘のような形に集まって咲く。ヨーロッパでは古くから食用やハーブとして利用されてきた。フェンネル(茴香)とシーフェンネルは同じせり科だが、異なる属の植物であり、生育環境、葉の質感、味のニュアンスが大きく異なる。なお、歳時記には掲載されていない。

「囀(さえずり)」は、春、ウグイスやメジロ、ホオジロなどの小鳥が繁殖期を迎えて求愛したり縄張りを主張したりして賑やかに鳴き交わす様をいう。
掲句は、八ヶ岳東麓滞在中の作品。標高1400メートルを越える地点なので、日雀や鷽、小瑠璃、赤腹など高原に棲む鳥たちが朝から賑やかに囀る。囀りの共演は、夜が明け白む頃から始まる。人間も、自ずから鳥の声で目覚めることになる。「天地(あめつち)とともに」は、自然の運行と一体になった鳥や人の営みを表現できたらと考えた。令和8年作。
南アメリカ原産のナス科タバコ属の一年草。喫煙用の葉タバコを観賞用に改良した園芸品種。別名「ニコチアナ」。日本には、桃山時代の頃観賞用として伝来した。初夏から秋にかけて星形の花を咲かせる。花色は白、ピンク、赤、紫など。
