日本在来のイネ科スズメガヤ属の一年草。畑地や道端に自生し、草丈は30〜50センチほど。小穂が雀の涙ほどに小さく、姿形が萱(かや)に似ていることから名付けられた。白くふさふさした穂を作る「茅(ちがや)」(秋季)とは別種の植物。この在来種とは別に、南アフリカ原産の外来種「撓垂雀茅(しだれすずめがや)」もある。なお、歳時記には掲載されていない。

日本在来のイネ科スズメガヤ属の一年草。畑地や道端に自生し、草丈は30〜50センチほど。小穂が雀の涙ほどに小さく、姿形が萱(かや)に似ていることから名付けられた。白くふさふさした穂を作る「茅(ちがや)」(秋季)とは別種の植物。この在来種とは別に、南アフリカ原産の外来種「撓垂雀茅(しだれすずめがや)」もある。なお、歳時記には掲載されていない。

地中海周辺を原産とするイネ科モロコシ属の多年草。別名「ジョンソングラス」。飼料用植物として導入されたのを契機に、終戦前後から関東地方を中心に急速に分布を広げ、現在では、北海道を除く本州から沖縄までの全国の河川敷などに自生している。7月〜10月頃に、赤茶色や赤紫色の大きな円錐形の穂をつける。地下茎を長く伸ばして広がり、畑や道ばたに侵入すると根絶が難しいため、農作物にとっては厄介な草である。なお、歳時記には掲載されていない。

日本在来のツユクサ科ツユクサ属の一年草「露草」の別名。名の由来は、昔、捕まえた蛍を蛍籠に入れて鑑賞する際、蛍を弱らせずに長生きさせるためこの草を一緒に入れるのが通例だったことなどによる。全国の野山で普通に見られ、梅雨明けから初秋にかけて、鮮やかでどこか儚げな青い花を咲かせる。なお、「蛍草」はセリ科ミシマサイコ属の多年草「蛍柴胡(ほたるさいこ)」(夏季)の別名でもあり、紛らわしい。

立秋(8月7日頃)を過ぎて秋になってからも、雨が降らずに晴天が続いて水不足になること。夏の太平洋高気圧の勢いが衰えず、秋になっても乾燥した晴天や強い日差しが続くことで起こる。収穫前の農作物に影響したり、水不足が深刻化したりする。

「狗尾草(えのころぐさ)」はイネ科エノコログサ属の一年草で、一般的には「猫じゃらし」の名で親しまれている雑草。花穂を猫の前に差し出すと、猫が喜んで戯(じゃ)れることからついた俗称である。夏から秋にかけて、茎の先端に円柱形の緑色の穂(花序)をつける。
掲句は、身辺のどこにでも生えるありふれた雑草「ねこじやらし」を、「そこらじゆう」のリフレインにより描き出した作品。短詩型の限界を逆手にとって、一切の描写を省き、「ねこじやらし」とそれを揺らしている風だけに焦点を絞ったところがいい。「そこらじゆう」との大掴みな日常語が、「ねこじやらし」の本意に適っている。『俳句』2026年9月号。