秋蚕(あきご)の餌にするために青々と葉を繁らせている秋の桑の木のこと。蚕(かいこ)の主食である桑は、春から秋にかけて繰り返し摘み取られる。夏の強い日差しを浴びて成長した桑の葉は10月になっても青々としている。しかし、秋が深まり気温が下がると、葉が黄色・褐色に色づいて一斉に落葉する。なお、秋蚕は、夏の終わりから秋にかけて飼育される蚕のこと。

秋蚕(あきご)の餌にするために青々と葉を繁らせている秋の桑の木のこと。蚕(かいこ)の主食である桑は、春から秋にかけて繰り返し摘み取られる。夏の強い日差しを浴びて成長した桑の葉は10月になっても青々としている。しかし、秋が深まり気温が下がると、葉が黄色・褐色に色づいて一斉に落葉する。なお、秋蚕は、夏の終わりから秋にかけて飼育される蚕のこと。

「噴水」は、公園などで、機械的な仕掛けにより水を噴き上げ、水の描くさまざまな形を楽しむ。噴き上がる水や飛び散るしぶきが、見る人に涼感を与えることから夏の季語。
掲句は、噴水のしぶきを浴びて湿った髪のまま帰宅したという。髪が湿ったところに、勢いよく噴き出す噴水のほとりで過ごした時の経過が思われる。独りで佇んでいたのか、誰かと待ち合わせていたのかなど、読者は自由に想像することになる。都会生活の味わいのある作品。『俳句』2026年9月号。
榠樝(かりん)は中国原産のバラ科の落葉高木。春に淡紅色の花をつけ、小さな緑色の実がなり、夏の間青い色(緑色)のまま成長する。その後、晩秋の10月以降徐々に黄色く熟していく。黄熟する前の青い実が「青榠樝」。歳時記には掲載されていないが、その清々しい青さには夏の季感がある。

秋の初めの頃。主に立秋(8月7日頃)から白露の前日(9月上旬)までの、秋になったばかりの時期を指す。「初秋」の傍題。日本語には、時間の始まりや物事の開始地点を「〜の入り口」という意味で「口(くち)」と呼ぶ用例があり、秋の入り口・始まりを意味する言葉として「秋口」という表現が定着したとされる。

「プール」は水泳のために、人工的に水を溜めた場所や設備のこと。現代では室内プールで一年中泳げるが、季語としての本意は夏の戸外(屋外)の青空の下にあるプールにある。
掲句は、夜間のプールでの作品。〈大の字に寝て涼しさよ淋しさよ 一茶〉は故郷の屋敷の畳の上で大の字になっているのだが、この句は夜のプールに身体を浮かべているところを詠んだ。泳ぐ人も少ない夜のプールに大の字になって浮かぶのは、昼の暑さや社会的な様々な顧慮・束縛から解放される瞬間だろう。目を中天に上げると涼しそうな月。夏の屋外ブールだからこそ味わえる都会生活の醍醐味。『俳句』2026年9月号。