天地とともに目覚めて囀れり

「囀(さえずり)」は、春、ウグイスやメジロ、ホオジロなどの小鳥が繁殖期を迎えて求愛したり縄張りを主張したりして賑やかに鳴き交わす様をいう。

掲句は、八ヶ岳東麓滞在中の作品。標高1400メートルを越える地点なので、日雀や鷽、小瑠璃、赤腹など高原に棲む鳥たちが朝から賑やかに囀る。囀りの共演は、夜が明け白む頃から始まる。人間も、自ずから鳥の声で目覚めることになる。「天地(あめつち)とともに」は、自然の運行と一体になった鳥や人の営みを表現できたらと考えた。令和8年作。

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