荒地瓜(あれちうり)は北米原産のウリ科の蔓性一年草。戦後、輸入大豆などに混じって日本に侵入し、帰化植物として本州以南の荒れ地や河川敷で自生する。雌雄同株。晩夏から秋にかけて、葉腋から花序を出し、雄花と雌花をまばらにつける。雄花は白色で、雌花は淡緑色。花の後には軟らかい白いトゲに覆われた実が生る。特定外来生物に指定されている。野菜として栽培される胡瓜(きゅうり)、西瓜(すいか)、南瓜(かぼちゃ)などの瓜類の花は「瓜の花」(夏季)と総称するが、本種をこれに含めることはできないだろう。

網の巣を張らずにハエなどを捕食する灰褐色の小型のクモ。多くのクモが巣を張るのに対し、蠅虎は巣を張らない。野外だけでなく家の中の壁などにも生息し、素早く動いて獲物を捕らえる。

カヤツリグサ科の多年草。本州中部以北の川岸や池畔に稀に自生する。6、7月に花穂を出して垂れ下がる。カヤツリグサ科の菅(すげ)には多くの種類があり、おおかたは冬に枯れてしまうが、冬も枯れずに青々としている寒菅、深山寒菅、姫寒菅等は、「寒菅(かんすげ)」として冬季に分類されている。莎草菅は歳時記に掲載されていない。

夏に履く白い靴のこと。ズック、エナメル、革製などの種類がある。夏に履く靴が「白靴」とは限らないが、夏の装いには白い靴が似合うし、見た目にも涼しげだ。

ウナギ目ハモ科の魚。形は鰻に似ているが、鱗はなく、鋭い歯を持つ。本州中部以南の沿岸域に生息する。昼は海底の泥のなかにひそみ、夜、動き回って、小魚、甲殻類などを捕食する。梅雨時から8月初旬の産卵期が旬とされ、祇園祭の頃の京都の味覚を代表する。身と皮の間に小骨が多く骨切りをしてから料理する。白身であっさりとした味わいの夏の高級魚。瀬戸内海や大阪湾で旬にさきがけて獲れる小ぶりのものが「水鱧(みずはも)」。
