木の枝の先端部分を切って土や砂に挿して発根させ、新しい個体として増やすこと。根が充分に出たら移し替えることもある。柳、枳殻、茶などの繁殖の際に用いる。

木の枝の先端部分を切って土や砂に挿して発根させ、新しい個体として増やすこと。根が充分に出たら移し替えることもある。柳、枳殻、茶などの繁殖の際に用いる。

種籾以外の草花や野菜の種を土に蒔くこと。稲の「種蒔(たねまき)」とは区別される。播きどきには地域差があるが、おおむね春の彼岸頃。具体的に「茄子蒔く」「鶏頭蒔く」などと用いることも多い。花や野菜が育った姿を思い描きながら行う作業。

「どんど」は小正月(1月15日頃)に行われる火祭りのこと。門松や注連飾りを焚き上げて無病息災を祈る。竹を組んで燃やし、その火で餅を焼いたりする。「左義長(さぎちょう)」の傍題。
掲句は、「どんど」で焚き上げに用いる竹を引きずって運んできたところを詠む。行事が行われる前に、竹を切り出し、櫓状に組み上げるのだ。雪や砂の上を曳いてきたとの表現から、その地の風土が浮かび上がるところがいい。「どんど竹」との簡潔な言葉が、行事の始まる前の雰囲気をヴィヴィッドに伝える。『俳句』2026年4月号。
芽吹き始めた森のこと。樹種ごとに新芽の色が黄、黄緑、赤緑、緑などと異なるため、色彩鮮やかな森となる。広葉樹林では、鳥が盛んに鳴き、地上では獣や虫が活発に動き始める。「春林(しゅんりん)」もほぼ同様の意味合いだが、「春の森」には自然の力で木々が鬱蒼(うっそう)と生い茂っているイメージがある。

「鷹」はタカ科の野鳥で、日本で見られるのはクマタカ、オオタカ、ノスリ、トビ等。肉食性で、哺乳類や両生・爬虫類、昆虫類等を捕食する。全国の低地から山地の林内で繁殖し、主に留鳥として分布する。このうち「大鷹」は人里近くの雑木林などにも棲む。羽の色が青みがかった灰色をした鷹を意味する「蒼鷹(あおたか)」に由来する名であり、大きさはトビよりも小さく、中型の鷹に属する。鷹狩に使われているのは主にこの鳥である。「鷹」の傍題。
