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俳句の庭

  • 仏の座に覆われた畑

    2月 17th, 2026

    2月16日の朝に撮った一枚。一面に咲いた仏の座で畑がピンク色に染まっていた。仏の座はシソ科の植物で、葉が蓮華の円座に似た形であることからこの名がある。なお、春の七草の一つで新年の季語になっているキク科の仏の座は、コオニタビラのことで、この花とは全く別物である。

  • 廣瀬直人の一句(6)

    2月 17th, 2026

    霞む日の夫婦一男一女連れ

    「霞」は春の山野に水分を含んだ大気が立ち込め、遠くの景色がぼんやりとかすむ様をいう。のどかな春の景色となる。

    掲句は子を連れての外出の一日を詠んだものだろう。当時作者は37歳、県立高校に勤務していた。7年前に長男、3年前に長女が生まれている。一家の外出の日に目にしたであろうあれこれを一切省略して、「霞む日」に集約したところがいい。茫洋と霞む四囲の風景を背景に、壮年期にある作者の内面の揺るぎない充実感が浮かび上がる。昭和41年作。『帰路』所収。

  • 古年(ふるとし)

    2月 16th, 2026

    年が明けた新年に、前年をさしていう。年が明けてから、過ぎ去った前の年を懐かしみながら、或いは感慨を込めて呼ぶ言葉。「去年(こぞ)」ともいう。いずれも「旧年(きゅうねん)」の傍題。

  • 氷解(こおりどけ)

    2月 16th, 2026

    冬の間、湖沼、川、田圃などに張っていた氷が、春の暖気や日差しを受けて解けること。春の訪れを感じる現象の一つ。「氷解く(こおりとく)」ともいう。

  • しんしんと縹を流す師走空 日下野由季

    2月 16th, 2026

    「師走(しわす)」は本来は陰暦十二月の異称。実際には陽暦十二月の意味で用いられることが多く、年末の忙しさを感じさせる言葉だが、「師走空(しわすぞら)」といえば、忙しない中でも空を仰ぐ心のゆとりや独り心を感じさせる。

    掲句は「師走空」の色合いに焦点を絞った作品。〈うすうすと紺のぼりたる師走空 龍太〉では「師走空」の紺のグラデーションが見えてくるが、この句は、「師走空」がしんしんと「縹(はなだ)」を流していると詠んだ。「縹」は平安時代から続く色名で、藍色より薄く、浅葱色(あさぎいろ)より濃い、ややくすんだ青色のこと。年の瀬の空の含むかすかな潤いを表現したものと見たい。「しんしんと」の擬態語は、平穏な「師走空」の形容であるとともに、年の瀬の忙しなさの中での作者の独り心を映し出しているようだ。『俳壇』2026年3月。

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