コンテンツへスキップ
    • HOME
      • POST
      • PROFILE

俳句の庭

  • 雛の燭(ひなのしょく)

    2月 19th, 2026

    3月3日の雛の日に雛壇の左右に飾られる雪洞(ぼんぼり)や蝋燭(ろうそく)などの明りこと。夜の雛壇の、少し幻想的で厳かな雰囲気を感じさせる。「雛祭」の傍題。「雛祭」は女児の健やかな成長を願って行われる行事。雛人形を飾り、白酒や雛あられをふるまって祝う。

  • 廣瀬直人の一句(8)

    2月 19th, 2026

    夕暮は雲に埋まり春祭 直人

    「春祭」は春に行われる祭のことで、本来は農耕の開始に当たって、田の神を迎え、その年の豊かな収穫を祈る予祝(よしゅく)の祭であった。単に「祭」といえば夏の季語。

    掲句は郷里の春祭を詠んだ作品。作者は「子供の頃から最も身近なのは甲斐一之宮という別称のある浅間神社の祭礼」だと、自句自解で記している。折から菜種梅雨の時節でもあり、祭の終わる頃は雲に覆われるという。「雲に埋まり」の措辞は祭そのものの描写ではないが、地域に根ざした春祭のもつ土臭さや温かみ、懐かしさを引き出している。「正月の」の句とともに、作者の初期の代表作と言っていいだろう。『帰路』所収。昭和41年作。

  • 廣瀬直人の一句(7)

    2月 18th, 2026

    花衰ふる紅梅に尉鶲 直人

    「紅梅」は紅色の花を咲かせるウメのことで、多くの品種がある。白梅より少し遅れて咲き始め、艶やかで親しみのある色合い。春先の冷たい空気の中で、ようやく春が訪れた華やぎが感じられる。

    掲句は咲き闌けて花が衰え始めた「紅梅」に来た尉鶲を詠む。尉鶲は雀くらいの大きさで、腰と尾が錆赤色の美しい冬鳥。「花衰ふる」との措辞には、紅梅の咲き始めから咲き終わりまで、花に注がれてきた作者の旬日にわたる懇ろな眼差しが思われる。また、身辺に華やぎをもたらした花の名残を惜しむ作者の思いも、そこはかとなく伝わってくる。尉鶲もまた、紅梅の名残を惜しんで枝に来ているのかも知れない。昭和53年作。『朝の川』所収。

  • チューリップ赤を待つ子に黄がひらき 馬場公江

    2月 18th, 2026

    「チューリップ」はユリ科の多年草。オランダで品種改良され、江戸末期に日本に伝わった。4月頃に花壇を彩るポピュラーな花であり、赤、白、黄、紫などの色がある。

    掲句は、子供に立ち返ってチューリップを詠んだ作品。植え付けてから咲くまでの数カ月、チューリップの生長を見守っている子供たち。それぞれ好きな色があり、この子は赤いチューリップが好きだという。ところが実際に咲いたのは黄色だった。チューリップの色などは大人には些事に過ぎないが、子供にとっては重大事なのだ。その子はさぞがっかりしたことだろう。そんな童心にモチーフを求めたところが、この句の味わい。『俳壇』2026年3月号。

  • 菱餅

    2月 17th, 2026

    3月3日の雛祭りに飾られる白・緑・紅の菱形の餅。女児の健やかな成長と長寿を願う意が込められている。江戸時代には、多くは草餅を含めた緑白の組み合わせで作られた。菱形は菱の実の形を模したもので、魔除け・厄除けの意味があるとされる。 

←前ページ
1 … 44 45 46 47 48 … 633
次ページ→

WordPress.com Blog.

コメントを読み込み中…

    • 登録 開始日
      • 俳句の庭
      • WordPress.com のアカウントをすでにお持ちですか ? 今すぐログイン
      • 俳句の庭
      • 登録 開始日
      • 登録
      • ログイン
      • このコンテンツを報告
      • サイトを Reader で表示
      • 購読管理
      • このバーを折りたたむ