桜などの花びらが風に吹かれて舞い散ること、又はその花びら自体を指す。散りゆく桜の美しさや、花時が過ぎ去ろうとする惜別の思いを表す。「落花(らっか)」と同様の意味だが、「飛花」は風に舞う花びらに、「落花」は散って落ちていく花びらに重きを置いた言葉。両者を合わせて「飛花落花」ともいい、とめどなく散ってゆく桜の美しさ、儚さを表現する。

桜などの花びらが風に吹かれて舞い散ること、又はその花びら自体を指す。散りゆく桜の美しさや、花時が過ぎ去ろうとする惜別の思いを表す。「落花(らっか)」と同様の意味だが、「飛花」は風に舞う花びらに、「落花」は散って落ちていく花びらに重きを置いた言葉。両者を合わせて「飛花落花」ともいい、とめどなく散ってゆく桜の美しさ、儚さを表現する。

桜が咲く頃に南から吹く温かい風のこと。西日本や瀬戸内海地方で使われるローカルな風の呼び名「まじ(南風)」に由来する。この風が吹くと、桜の開花が一気に進んだり、満開の桜を散らしたりする。低気圧が日本の西から北東へ進む際に、その前面で発生しやすく、曇りや雨を伴うことが多い。

「寒雀」は寒中の雀のこと。厳しい寒さの中で、餌を求めて群れで人家近くに現れる。雀は一年中見られるが、冬になると羽の間に空気を入れて体を膨らませ、丸々とした姿になるので、「ふくら雀」とも呼ばれる。
掲句は、人家近くで賑やかに鳴いている寒雀が、老母を起こしに来たらしいと詠む。高齢になって衰弱し、一日中うつらうつらと眠っている母。窓のすぐ外の木に群がる雀らは寒の日差しを受けて賑やかに鳴き、その声は、老母の枕元まで届いている。母を見守りながら、雀の声に母も目を覚ませばいいとふと思う。寒雀も老母も、作者にとって掌中の珠のような存在なのだ。『俳句』2026年4月号。
4月上旬から中旬にかけて、幼稚園・保育園では入園式、また、小学校、中学校、高校、大学などでは入学式が行われる。入園や入学は子供たちにとって一つの節目であり、特に小学校の入学式は忘れ難いもの。新入生は期待と不安を胸に、新しい生活を始める。

2月下旬から3月上旬にかけて、冬に眠っていた木の芽を芽吹かせるように降るしとしととした雨。その時期に吹く風や、芽吹きを助ける気象現象全般を指すこともある。かつて徳島県などで用いられていた言葉で、一般的には「木の芽雨」と呼ばれる。なお、手元の歳時記には掲載されていない。「木の芽」の傍題と考えていいだろう。
