フウロソウ科の多年草。日当たりの良い山野に自生する。地方種が多く、白山、蝦夷、千島、浅間等の地名を冠して、「ハクサンフウロ」「チシマフウロ」などと呼ばれる。晩夏初秋の頃、直立した茎の頂に白、薄紅、紫色等の可憐な五弁花を咲かせる。「現の証拠(げんのしょうこ)」も風露草の仲間。
下の写真は、9月中旬に八ヶ岳山麓で撮影した「アサマフウロ」。

フウロソウ科の多年草。日当たりの良い山野に自生する。地方種が多く、白山、蝦夷、千島、浅間等の地名を冠して、「ハクサンフウロ」「チシマフウロ」などと呼ばれる。晩夏初秋の頃、直立した茎の頂に白、薄紅、紫色等の可憐な五弁花を咲かせる。「現の証拠(げんのしょうこ)」も風露草の仲間。
下の写真は、9月中旬に八ヶ岳山麓で撮影した「アサマフウロ」。

「まくなぎ」はヌカカ、ユスリカ、ガガンボダマシなどの小さな羽虫で、夏、人の顔などに纏わりつく。湿度が高い日の夕暮れどきなどに、野道に出てくることが多い。蚊やゴキブリなどとともに、夏に出没する嫌われ者の一つ。
掲句は、纏わりついてくる「まくなぎ」を手で払いながら、傍らの人の話に耳を貸している場面。「話半分」は、物事は誇張して言い伝えられることが多いから、他人の話は半分ぐらい割り引きして聞くと、ちょうど本当のところをつかめるという意で、人生経験を積んだ人が大抵は持ち合わせている処世のための心の持ちようだ。「まくなぎ」の鬱陶しさと「話半分」という作者の半身の姿勢が絶妙に照応する。野球で言えば変化球の作品だが、「まくなぎ」という季語がよく活かされている。『俳壇』2024年10月号。
秋の半ばの1か月の意で、3か月にわたる秋(初秋、仲秋、晩秋)の中の月のこと。陰暦8月、現行暦(陽暦)では9月頃。夏の名残が徐々に薄れ、次第に風に爽やかさが感じられるようになる。農作物の収穫が始まり、山野の趣に秋色が加わってくる。 なお、「中秋」は仲秋の真ん中の一日、陰暦8月15日のこと。

カラス科の鳥類。九州以北の標高二千メートル前後の亜高山帯の針葉樹林に留鳥として生息している。暗褐色の全身に白い斑点を持つ。雑食性で、木の実、小動物、昆虫等を食べる。のど袋が発達しており、種子をのど袋に集めて運ぶ習性がある。産卵期は晩春から初夏にかけて。ガーッ、ガーッというしわがれただみ声で鳴く。別名「岳鴉(だけがらす)」。

「稲架(はさ)」は刈り取った稲の束を天然乾燥させるための木組みのこと。私の近在では、青竹などを使って田の中に組む簡易なものが多い。稲を脱穀して不用になった稲架は、木組みが解かれて取り払われる。
掲句は東村山の北山公園にある田圃の畦を歩いたときの作品。久しぶりに来てみると、あらかたの田圃は稲刈りや脱穀が終わり、稲架も用済みとなってそこに残されていた。稲が無くなった空稲架(からはさ)を、北西からの季節風が吹き抜けた。「故郷(ふるさと)」の語で私が思い浮かべたのは、稲刈りが終わって広々とした関東平野と、晩秋から翌春にかけてこの地を吹きわたる乾びて冷たい風の感触だった。令和5年作。