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俳句の庭

  • 新米

    9月 28th, 2024

    その年に新しく収穫した米のこと。「今年米」ともいう。出荷時期は品種や地域で差があるが、おおむね7月から10月末頃まで。「新米」という語のひびきには、手塩をかけて育てた米が収穫を迎えた喜びの思いが感じられる。各地の秋祭では、新米の収穫に感謝し、神饌米として神に供える。新米が出回ると前年の米は古米となる。

  • 鶺鴒(せきれい)

    9月 28th, 2024

    セキレイ科の小鳥の総称。日本には5種類が生息し、河原や畑地などでよく見かけるのは日本固有種の背黒鶺鴒(せぐろせきれい)のほか、黄鶺鴒及び白鶺鴒。水辺を好み、昆虫などを捕食する。留鳥で、四季を通して目にするが、秋の季語に分類されている。鶺鴒の高く鋭い声は、秋の澄み渡った空にひと際響き渡る。長い尾を上下に動かすことから、「庭叩(にわたたき)」「石叩(いしたたき)」とも呼ばれる。

  • 葛切や互ひのその後には触れず 吉田成子

    9月 27th, 2024

    葛切は葛粉の水溶きを透明に煮て冷やし固め、細い線状に切ったもの。黒蜜や白蜜をかけて食べる清涼感のある夏の食べ物。

    掲句は葛切を食べながら旧交を温めている場面だろう。長い人生経験の中には、他人に話題にして欲しくないことが一つ二つあるのが普通だ。差し向かいで葛切を食べながら、お互いに「その後」には触れずに、話題は当時の思い出に終始する。葛切の涼やかさが、この句では救いになっているようだ。『俳句』2024年10月号。

  • 粟(あわ)

    9月 27th, 2024

    東アジア原産のイネ科の一年生作物。古くから栽培されている五穀(稲、麦、黍、稗、粟)の一つで、縄文時代には栽培されていたことが確認されている。茎の先端に穂をつけ、小花を密生させた後、秋に黄色い小粒の実をつける。餅や菓子などの原料になるほか、飼料にもなる。「粟刈る」「粟干す」も秋の季語。

  • 花虎の尾(はなとらのお)

    9月 27th, 2024

    北アメリカ原産のシソ科の多年草。明治末から大正年代に日本に渡来。全国の公園などで栽培されているポピュラーな宿根草の一つ。晩夏から秋にかけて細長い四角錐の花穂を伸ばす。花色は濃桃色から白花までいくつかの品種がある。別名「カクトラノオ」。歳時記に夏の季語として掲載されている「虎尾草(とらのお)」はサクラソウ科の多年草で、別種の植物。

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