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俳句の庭

  • 初霜

    11月 13th, 2024

    その冬初めて降りる霜のこと。晴れた日の夜の放射冷気により地表の温度が下がったとき、朝方に現れる現象。南北に長い日本列島では、初霜の時期はは地域によって異なるが、およそ北海道では10月上旬、鹿児島では11月下旬の頃になる。まだ秋の気配が残っている野や畑にある朝薄々と霜が降りているのを見出すとき、紛れもない冬の訪れを実感する。

  • 紅葉狩(もみじがり)

    11月 13th, 2024

    紅葉の美しさを鑑賞するために山野、渓谷を訪れること。紅葉というとカエデ類を指すこともあるが、この場合の紅葉は秋に色づく紅葉・黄葉の全てを指す。関東近辺では晩秋から初冬にかけてが紅葉の見ごろになる。

  • 粉雪降る鉱塩に牛舐めし跡

    11月 12th, 2024

    「雪」とひと口に言っても、「粉雪」「細雪」「水雪」などその降り方はさまざまだ。「粉雪(こなゆき、こゆき)」は、凍てついた空気の中を降る粉のようにさらさらとした雪。

    掲句は閉ざした後の牧場の光景。夏の間鉱塩(ミネラルソルト)に群がっている放牛を度々目にしたが、今は牛たちも去り、牧場は粉雪がぱらついて森閑としている。牧柵に括りつけたままになっている鉱塩に、牛が舐めた跡が窪みとなって残っている。それは、夏の間牛たちが屯した唯一の痕跡だ。平成8年作。『河岸段丘』所収。

  • 鯥(むつ)

    11月 12th, 2024

    鯥と称される魚には本鯥、黒鯥、赤鯥(のどくろ)の3種類があり、本鯥と黒鯥はスズキ目ムツ科ムツ属、赤鯥はスズキ目スズキ科アカムツ属の魚。いずれも成魚は深海の岩礁地帯に生息し、寒さが極まった頃陸地に近づいて産卵する。本鯥・黒鯥は刺身、煮付け、塩焼きなどで、赤鯥は煮付け、塩焼き、干物などで食される。歳時記にはこれらを合わせて「鯥」(冬季)として掲載されている。

  • 神の留守

    11月 12th, 2024

    俗信では、陰暦10月(陽暦では11月頃)には諸国の神々が出雲へ向けて旅立ち、こぞって出雲大社に集まるという。神が留守となった神社では恵比寿や弁財天などを留守神として祀る。この頃は草木が枯れ急ぐ季節で、神社の境内だけでなく野も山もどことなくがらんとして神々の留守という感じがする。「神の旅」「神送」「神迎」など類似の季語も多い。 

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