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俳句の庭

  • 木が人に人が木に似て十二月

    11月 16th, 2024

    「十二月」は一年最後の月。年内に済ませることが多く、何かと気忙しさを感じる月。他方では、過ぎ去ろうとしている一年をひとり振り返る月でもある。

    掲句は、来る日も来る日も道の辺に立ち続けている木に人の気配を感じ、じっと佇んでいる人に木の気配を感じてできた作品。行きずりにふと感受したことをそのまま句にしたのだが、この上五中七のフレーズが活きるかどうかは、ひとえに季語の適否にかかっている。令和5年作。

  • 冬暖(ふゆあたたか)

    11月 16th, 2024

    冬の最中の暖かい日のこと。本来寒いはずの冬であるが、つめたい風も吹かず穏やかな日和に恵まれる一日もある。厳しい寒さを予想して身構えている心と身体をほっとさせる。ただし、冬暖かい日が続くと、冬季のスポーツやある種の作物の生育に悪影響を及ぼす。「冬ぬくし」ともいう。

  • 太刀魚(たちうお)

    11月 16th, 2024

    タチウオ科に属する海魚。平たく細長い体をもち、体色は銀灰色で鱗はない。銀色に光る体が刀のように見えるため名づけられたという。本州沿岸の主として暖海で獲れ、刺身、塩焼、照焼、煮付けなどにする。

  • 塩壺の重みほどなる風邪心地

    11月 15th, 2024

    風邪はくしゃみ、はなみず、のどの痛み、咳などの症状を伴う上気道の感染症。多くはウイルスが原因で、インフルエンザなどを除けば特効薬はないという。

    掲句は風邪に罹ったなと思ったときの気分を、塩壺の重みに譬えた作品。台所には塩壺、砂糖壺のほか片栗粉、醤油、味醂、料理酒などの入った瓶や器があるが、その中でも微かに水分を含んだ塩壺の重みが、風邪の気分にもっともぴったりするように思えた。塩水でうがいするのも、どうやら風邪を引いたなと自覚したときだ。平成18年作。『春霙』所収。

  • 冬羽織

    11月 15th, 2024

    冬に用いる防寒用の羽織で、袷羽織、綿入羽織などがある。羽織紐をつけないものが半纏(下の写真)。半纏は江戸時代に庶民が着た上着で、袖が通常の半分であることからこの名があるという。

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