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俳句の庭

  • 鮪

    11月 18th, 2024

    サバ科マグロ属の硬骨魚。マグロ(ホンマグロ、クロマグロ)、メバチ、キハダ、ビンナガ、ミナミマグロ、タイセイヨウマグロなどがある。それぞれ外形も肉質もかなり異なる。かつてはマグロといえばホンマグロを指し、ホンマグロの近海物は、冬場に日本の沿岸に近づいて来るのを定置網で獲ったり、鮪船で追いかけ銛で突いたりして獲っていたので、遠洋物が主流になり通年味わえるようになった現在でも冬の季語に分類されている。正月の魚市場の初競りで目玉になるのは近海物のホンマグロ。

  • 梅枯る

    11月 18th, 2024

    欅、銀杏、櫟など、一般によく知られた落葉樹が葉を落としきって枯木となることを「名の木枯る」というが、それぞれの木の名前を冠して「梅枯る」「欅枯る」などという場合が多い。梅は晩秋から初冬にかけて葉を落として枯れる。枯れると梅の幹や枝の直線的で剛毅な趣が現れる。

  • 酢橘しぼれば子規の声湯気の中

    11月 17th, 2024

    「酢橘(すだち)」はミカン科ユズ類の常緑低木で、秋に黄熟する実は酸味が強いが、独特の風味を持つ。徳島の特産品。

    掲句は所用で愛媛の松山に一泊したときの作品。所用の合い間に子規記念博物館で正岡子規の直筆原稿や書簡などを見、ホテルの近くの料理屋で独り鍋物を食べた。鍋物に青々とした酢橘が添えられてあった。俳句に関わる人間にとって、子規の出身地である松山は特別な地だ。平成15年作。『河岸段丘』所収。

  • 梅紅葉

    11月 17th, 2024

    梅の葉が紅葉すること。他の木の紅葉ほどの鮮やかさはない。秋の深まる頃静かに紅葉し、気づかないうちに散ってしまう。梅の花ほど人々の関心を引かないが、その目立たないところに趣があるともいえる。

  • 榎黄葉(えのきもみじ)

    11月 17th, 2024

    「黄葉(こうよう、もみじ)」は、イチョウやナラなどの落葉樹の葉が秋に黄色に変化すること。歳時記には「黄葉」と並んで「銀杏黄葉」「柏黄葉」などが別建てで季語として掲載されているが、「榎黄葉」は見掛けない。しかし秋が深まった頃の榎の黄葉は遠くからでも目立ち、色鮮やかだ。

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