春の花が散って新緑が濃くなり、吹く風や人の衣服、日差しの強さなどに夏の到来を実感すること。五感で夏らしさを感じ取って用いることが多い。生命力や活力に満ちた夏への期待感がある。

春の花が散って新緑が濃くなり、吹く風や人の衣服、日差しの強さなどに夏の到来を実感すること。五感で夏らしさを感じ取って用いることが多い。生命力や活力に満ちた夏への期待感がある。

日本など北半球の温帯域等原産のイネ科の多年草。ヨシ(葦)に似て茎が柔らかく、草質であることが名の由来。牧草としての呼称は「リードカナリーグラス」。全国の原野や路傍の水辺、水田付近の湿地、休耕水田などに自生する。初夏、淡緑色又は紫色を帯びた円錐花序の穂を直立させる。なお、歳時記には掲載されていない。

山形県の月山周辺の標高1000メートル以上の高地に自生する天然の根曲がり竹。孟宗竹などの一般的なタケノコに比べて非常に細く、一般的な根曲がり竹よりも太くみずみずしい。標高にもよるが、おおむね5月下旬から7月中旬にかけてが旬。「筍(たけのこ)」の傍題。

酢漿(かたばみ)は日本在来のカタバミ科の多年草。全国の日当たりのいい空き地、庭、道端などに自生する。茎葉ともに酸味がある。夏、黄色い花が咲いた後、円柱状の実が成熟し、熟すと種を弾き飛ばす。「酢漿の花」は夏の季語だが、「酢漿草の実」の方は歳時記に掲載されていない。それでも、花と実がほぼ同時期に見られるので、夏の季感はあるだろう。なお、単に「草の実」といえば秋の季語。

初夏の少し汗ばむ程度の暑さ、軽やかで心地よい暑さのこと。日差しが眩しい爽やかな気候である。季節の変わり目の快適さが捉えられている。大正時代に定着した比較的新しい季語。「薄暑」の傍題。
