辣韭(らつきよう)は、ヒマラヤ地方原産のユリ科ネギ属の多年草。日本を含め東アジアで広く栽培され、白色の鱗茎を食用とする。仲秋から晩秋にかけて花茎を伸ばし、その先端に球状の赤紫色の小花をたくさんつける。近縁種のヤマラッキョウ(下の写真)は、本州以南の山地の日当たりの良い場所に自生する。

辣韭(らつきよう)は、ヒマラヤ地方原産のユリ科ネギ属の多年草。日本を含め東アジアで広く栽培され、白色の鱗茎を食用とする。仲秋から晩秋にかけて花茎を伸ばし、その先端に球状の赤紫色の小花をたくさんつける。近縁種のヤマラッキョウ(下の写真)は、本州以南の山地の日当たりの良い場所に自生する。

「蝮蛇草(まむしぐさ)」はサトイモ科の多年草。全国の明るい林内の少し湿った場所に自生する。早春、直立した茎の先に仏炎苞を形成し、この中に花序をもつ。苞は緑や紫褐色などで、その形が蝮(まむし)の首をもたげたところと似ているからこの名がある。秋になると真っ赤なトウモロコシのような実をつける。単に「蝮蛇草」といえば春先の花を指し、春の季語。秋につける実も、歳時記には掲載されていないが、独特の存在感がある。

秋の気分、秋らしい趣や秋の風情をいう。秋の風景や天候の中で揺れ動く心の働きが引き起こす情緒である。澄みわたった明るさの中に、物寂しさやしみじみとした感情を宿す。

中南米原産のラン科の多年草。樹上につく着生植物だが、岩の上につくものや地上性の種もある。別名「雀蘭(すずめらん)」。開花期は品種によって異なるため季節感は薄いが、流通している品種の多くは秋から冬にかけて開花する。花色は黄、ピンク、オレンジなど。単に「蘭」といえば、東洋蘭を念頭に秋季に分類されているが、本種は歳時記に掲載されていない。

直翅目マツムシ科の昆虫。鳴き声が松風のように澄みわたることからその名がある。鈴虫よりもやや大きい。在来種の色は淡褐色だが、明治時代に中国から伝わった青松虫(下の写真)は鮮やかな緑色。初秋から秋深む頃にかけて、草むらでチンチロリンと鳴く。江戸時代から、鈴虫とともに、その音色が愛され、親しまれてきた。昔は鈴虫と松虫の呼び方が逆になっていたという。
