日本を含む東アジア等原産のキンポウゲ科の多年草。全国の山地の落葉樹林下や草地に自生する。晩夏から秋にかけて、白い小花を穂のように咲かせる(両性花又は雄花)。若芽を茹でて、水にさらして山菜として食したこと、また、根は「升麻(しょうま)」と呼ばれ、生薬として用いられたことからこの名がある。なお、歳時記には掲載されていない。

バラ科の落葉小高木。別名「桷(ずみ)」。高原、湿原などに自生する。初夏に、梨の花に似た白い花をつけた後、秋に実が黄熟する。小さな実はリンゴのような香りがするが、酸味・渋みがあり生食には適さない。単に「小梨」といえば秋の季語。歳時記には「山梨」の傍題として掲載されていることが多い。

秋も終わりに近づく頃、肌に触れる物や空気をひんやりと感じること。「冷やか(ひややか)」の傍題だが、「冷やか」が皮膚感覚だけでなく、人の態度や物言いについての形容にも用いられるのに対し、「秋冷」は空気が冷えてきたことを全身で感じ、秋の深まりを意識するニュアンスがある。

日本画、洋画、彫刻などの展覧会のこと。美術展は一年を通じて開かれるが、「二科展」「日展」などの展覧会は秋に開催 されることが多い。また、「美術の秋」というように、秋は美術鑑賞に適した季節でもある。銀杏が色づく頃の東京の上野は、美術展を訪れる人々でにぎわう。「美術展」「二科展」、「院展」、「日展」などは、「美術展覧会」の傍題。
