榛(はん)の木は、カバノキ科の落葉高木。全国の低地や湿地、沼の周囲などに自生。春になって間もない頃、葉より先に花を咲かせる。雌雄同株。雌花は小さい楕円形の紅紫色で、枝の下部に咲く。目立つのは雄花の方で、暗紫褐色の細い円筒状に垂れる。水田の畦に植えて稲架木(はさぎ)に利用される木でもあり、農事との関わりは深い。

榛(はん)の木は、カバノキ科の落葉高木。全国の低地や湿地、沼の周囲などに自生。春になって間もない頃、葉より先に花を咲かせる。雌雄同株。雌花は小さい楕円形の紅紫色で、枝の下部に咲く。目立つのは雄花の方で、暗紫褐色の細い円筒状に垂れる。水田の畦に植えて稲架木(はさぎ)に利用される木でもあり、農事との関わりは深い。

立春(2月4日頃)を過ぎて暦の上では春に入っているのに、実際の気候はまだ肌寒く、花の開花も遅れていて、春の実感が得られないこと。その人の住む土地が南国か北国か、また、都会か山国かなどによって、春の訪れ方も違い、感じ方・受け止め方は多様だ。

バラ科の落葉樹で、古く中国から漢方薬として伝来。早春の冷たい空気の中で香り高い五弁の花を開く。花は桜よりやや小ぶりで、八重もある。冬から春になる頃、花の殆どない野山に最初に咲き出し、人々の心を春へと誘う花として、古来より歌に詠まれてきた。白のほか薄紅、濃紅もあるが、俳句で「梅」といえば白梅のこと。

陽暦の二月は、上旬に立春(2月4日)を迎えても依然として厳しい寒さの続く時節で、春が到来した実感は乏しい。それでも戸外の日差しは日一日と明るさを増し、蠟梅に続いて梅の花が香り、諸鳥の声は潤みを帯てくる。


