芝はイネ科の多年草。野山に自生するが、「若芝」「芝青む」などという場合は、公園や広々した敷地が思われる。冬の間一面枯色をしていた芝生は、春になると若芽が出て、うっすらと青んでくる。そして、夏になると、緑の絨毯を敷き詰めたような「青芝」となる。


芝はイネ科の多年草。野山に自生するが、「若芝」「芝青む」などという場合は、公園や広々した敷地が思われる。冬の間一面枯色をしていた芝生は、春になると若芽が出て、うっすらと青んでくる。そして、夏になると、緑の絨毯を敷き詰めたような「青芝」となる。


鴨は冬鳥として日本に渡来し、春になると北方へ帰ってゆくが、春がたけなわになっても、帰る時期が遅い小鴨などは、まだ帰らずに残っている。また、老いたり病気になったりして日本に留まっているのもいる。ほとんどの鴨が帰ってしまい静かになった湖に、ひっそりと留まっている鴨には、どことなく寂しさがある。

かつて飯田龍太が〈白梅のあと紅梅の深空あり〉と詠んだ「深空」(みそら)は、冬から春先に梅が咲く頃までの深々とした青空であり、春が深まるにつれて、常に薄雲がかかったような空となる。また、澱のように漂っている薄雲が、徐々に分厚くなってきて、いつしか空全体を覆って雨を降らすこともある。春は天気の移り変わりが早い。

オオシマザクラ系のサトザクラで、江戸中期以前に人の手によって作られた人工種。淡黄緑色の花色が、ウコンの根茎を使って染めた色(鬱金色)に似ていることからこの名が付けられたといわれている。咲き始めは文字どおりのウコン色(薄緑色)だが、徐々に白っぽくなり、最後は紅を微かに含むようになる。「桜」の傍題。
下の写真は、近所の川べりに咲いている何本かの一つで、ソメイヨシノが咲き終わった後、見頃を迎えている。

「巣箱」は、小動物や野鳥を繁殖させるために作られた人工の箱。小鳥のために木の幹に掛けられているのを、公園などでよく見掛ける。春先などに、樹齢何年とも知れない老木に真新しい巣箱が掛けてあるのは、初々しい眺めだ。一方、春が過ぎようとする頃になっても営巣に使われずに空のまま放置されている巣箱には、一抹の寂しさがあろう。
