蝸牛(かたつむり)の傍題。江戸時代に、カタツムリを見つけた子どもたちの〈出よ、出よ〉という掛け声から京都で生まれた方言。デヨデヨがリズムよく変化してデンデンやデデになり、デンデンムシ、デデムシという呼び名が定着した。その後、周辺の近畿地方や東海、北陸などへ広がった。なお、カタツムリという標準和名は、明治時代に、当時の政府が、首都である東京(旧・江戸)で一番広く使われていた呼び名を共通語として採用したことによる。

蝸牛(かたつむり)の傍題。江戸時代に、カタツムリを見つけた子どもたちの〈出よ、出よ〉という掛け声から京都で生まれた方言。デヨデヨがリズムよく変化してデンデンやデデになり、デンデンムシ、デデムシという呼び名が定着した。その後、周辺の近畿地方や東海、北陸などへ広がった。なお、カタツムリという標準和名は、明治時代に、当時の政府が、首都である東京(旧・江戸)で一番広く使われていた呼び名を共通語として採用したことによる。

梅雨の時期などに、湿気を吸って青々と茂った苔(こけ)の先端に小さな花のように見える胞子嚢(ほうしのう)が立ち上がる様をいう。苔は種子植物ではないため、実際には花を咲かせないが、雨季に伸びるその繊細な胞子体を花に見立て、古俳諧の頃より「苔の花」として詠まれてきた。

羽の生えたアリやシロアリのこと。交尾の時期に群れをなして飛び立ち、灯りに集まったり家の中に侵入したりする。「羽蟻」という漢字表記が一般的だが、飛んでいる姿の動的な印象を強調したいときなどに「飛蟻」が用いられる。なお、アリはハチ目アリ科に属する昆虫の総称であり、シロアリはゴキブリ目シロアリ科の昆虫の総称である。

百日紅(さるすべり)は、中国原産のミソハギ科サルスベリ属の落葉小高木。花色は紅色、紫色が一般的だが、白花を咲かせるのが「白さるすべり」。「白さるすべり」には、品種改良(交配)によって生まれたものと、もともと自然界に存在していた野生種(又はその突然変異)があると言われる。現在公園や街路樹で見かける「白さるすべり」の多くは、病気に強くするために近代になってから品種改良されたもの。盛夏から初秋にかけての長い期間(百日ほど)、次から次へと花を咲かる。「百日紅」の傍題。

日本を含む東アジア原産のススキノキ科の多年草。本州以南の水田の畦道や水路の縁、土手・堤防、野原や湿った斜面などに広く自生する。夏にユリに似たオレンジ色の一重の花を咲かせる。朝に開花して夕方にはしぼんでしまう一日花。近縁種の「藪萱草(やぶかんぞう)」が八重咲きであるのに対し、野萱草は一重咲き(花弁が6枚)。別名「忘草(わすれぐさ)」は、憂いを忘れる草という意味。「萱草の花」の傍題。
