里芋の植わっている畑。里芋は、インド・ネパール等原産のサトイモ科の多年生植物。日本への渡来は縄文時代中期とされ、古くから栽培されているが、現在出回っている品種の多くは明治以降に品種改良されたもの。単に「芋」や「芋畑」と言えば、さつまいもやじゃがいもではなく、古くから日本で栽培されている里芋を指す。夏から秋にかけて大きなハート型の葉が青々と茂り、やがて収穫期を迎える。「芋」の傍題。

里芋の植わっている畑。里芋は、インド・ネパール等原産のサトイモ科の多年生植物。日本への渡来は縄文時代中期とされ、古くから栽培されているが、現在出回っている品種の多くは明治以降に品種改良されたもの。単に「芋」や「芋畑」と言えば、さつまいもやじゃがいもではなく、古くから日本で栽培されている里芋を指す。夏から秋にかけて大きなハート型の葉が青々と茂り、やがて収穫期を迎える。「芋」の傍題。

ユーラシア大陸等原産のナス科の多年草。日本には古い時代に海外から入ってきた史前帰化植物。ホオズキに似ているのに、袋もできず、実も黒くて遊びにも使えず役に立たないことから、ホオズキにイヌを冠してイヌホオズキと名付けられた。夏から秋にかけて茎の途中から集散花序を出し、白色の星型の花を散形につける。近縁の帰化植物にアメリカイヌホオズキがある。

オミナエシ科オミナエシ属の多年草で、秋の七草の一つ。標準的な呼び名は「女郎花(おみなえし)」。北海道から九州まで全国の山野に自生する。奈良時代(万葉集の時代)の初期には「をみなへし」(女性を圧倒するの意)と呼ばれていたが、平安時代〜室町時代にかけて、黄色い花が粟ご飯に似ていることから、粟ご飯の別名である「女飯(をみなめし)」と混同され、「をみなめし」とも呼ばれるようになったという。「女郎花」の傍題。

自然薯や長芋などのヤマノイモ属のツルにできる、葉の付け根の小さな丸い実(肉芽・珠芽)のこと。標準的な呼び名は「零余子(むかご)」で、「ぬかご」は主に東日本や一部の地域で古くから使われていた方言・訛り。「む」と「ぬ」の音が、時代の経過や地域の方言などによって入れ替わり、「ぬかご」に変化したとの説がある。秋が深まり蔓や葉が黄色くなる頃にでき、熟すとポロポロと零れ落ちる。茹でたり、塩と一緒にご飯に炊き込んだりして食する。「零余子」の傍題。

「梅雨兆す」は、梅雨が始まろうとしている気配や前触れのこと。本格的な梅雨が始まる前の、雨が降りそうな気配やじめじめとした空気感を指す言葉。
掲句は、地元のデパ地下の鮮魚売り場所見。蝤蛑(がざみ)はワタリガニのことで、産卵期を迎える初夏が旬。その頃から店先で目にすることが多くなる。殻から出る濃厚な出汁を活かしたスープ料理や炒め物にして食べるという。ワタリガニの青みがかった茶色の殻は、梅雨どきのささ濁った海原の色を思わせる。また、〈がざみ〉という強面(こわもて)の呼び名や漢字表記の難解な文字が、梅雨が兆す頃の季節感と合っていると感じた。令和8年作。