ブッポウソウ目カワセミ科の鳥類。全国の渓流、湖沼などの水辺に生息する。全長は17センチほど。体色は背面が翡翠(ひすい)色で、腹部はオレンジ色。水面に突き出た枝や石に止まったり、空中でホバリングをして魚を待構え、魚が水面近くまで上がってくるとダイビングをして嘴(くちばし)で捕らえる。四季を通じてみられるが、水辺にいる涼し気な様子から、夏の季語とされる。

ブッポウソウ目カワセミ科の鳥類。全国の渓流、湖沼などの水辺に生息する。全長は17センチほど。体色は背面が翡翠(ひすい)色で、腹部はオレンジ色。水面に突き出た枝や石に止まったり、空中でホバリングをして魚を待構え、魚が水面近くまで上がってくるとダイビングをして嘴(くちばし)で捕らえる。四季を通じてみられるが、水辺にいる涼し気な様子から、夏の季語とされる。

季語としての「小鳥」は、秋、海を越えて日本に渡って来る尉鶲・連雀・花鶏・鶸・鶫などの小鳥、又は山地から平地に下りてくる留鳥の小雀・日雀・山雀・四十雀などの小鳥のこと。秋も深まる頃、見かけることが多い。
掲句は「ヴィオロン工房」の大きな窓の近くに小鳥が来たことを詠む。明かりを取るためか、風を入れるためか、窓を大きく開け放って、職人たちがヴィオロン(ヴァイオリン)、ビオラ、チェロなどの弦楽器の製作や修理に勤しんでいるのだ。過ごしやすい季節を迎えた喜びとともに、鳥たちの営みに対する親しみが感じられる。「ヴィオロン工房」という新鮮な素材が活かされている。『俳壇』2025年11月号。

鵙(もず)は秋から冬にかけて、縄張りを主張するため、木のてっぺんなどでキーイッ、キーイッと鋭い声で鳴く。今朝見かけた鵙は、人家の屋根のアンテナに止まって、声を放っていた。ときには電柱のてっぺんで鳴くこともある。鵙にとって、木も電柱もアンテナも、自分の縄張りが見わたせる点では、同じようなものなのかも知れない。
冬近くなって鳴いている虫のこと。盛りの時期には「虫時雨(むししぐれ)」と言われるほど盛んに鳴いていたコオロギなども、晩秋になると鳴き声が日に日に弱々しくなり、数も少なくなっていく。

過ぎ去ろうとする秋のこと。「行く春」と同様、移ろい行く季節を、旅人になぞらえて「行く」と形容しているのだが、「行く春」と違って寂寥感が色濃く表れており、秋を惜しむ気持ちが表出されている。美しく過ごしやすい季節を惜しむ思いがある。
