「芥子菜(からしな)」はアブラナ科の一年草または二年草。「芥菜」とも表記する。アブラナとクロガラシとの交雑種で、中央アジアに分布している植物であり、古く日本に渡来した。また、「西洋芥子菜」は明治期以降に日本に定着した帰化植物。どちらも、春に黄色の小さな十字花をつける。川沿いの土手などで黄色い群生を見かけることが多いが、多くは「西洋芥子菜」。古くから食用として栽培されてきた菜類の一つで、薹(とう)の出始める頃に収穫する。種子を粉末にしたものが芥子(からし)として使用される。

「芥子菜(からしな)」はアブラナ科の一年草または二年草。「芥菜」とも表記する。アブラナとクロガラシとの交雑種で、中央アジアに分布している植物であり、古く日本に渡来した。また、「西洋芥子菜」は明治期以降に日本に定着した帰化植物。どちらも、春に黄色の小さな十字花をつける。川沿いの土手などで黄色い群生を見かけることが多いが、多くは「西洋芥子菜」。古くから食用として栽培されてきた菜類の一つで、薹(とう)の出始める頃に収穫する。種子を粉末にしたものが芥子(からし)として使用される。

アジ科の海水魚。二枚貝を左右に開いたような尾びれが野菜のカイワレの形に似ていることからこの名がある。ヒラアジ(三重)、ツノアジ(相模湾)、メカリアジ(焼津)などの地方名がある。体色は銀色で、丸くて平べったい形をしている。太平洋側や九州・瀬戸内海など、暖かい海の砂泥底に生息する。「鯵」と同様夏が旬。なお、手元の歳時記には掲載されていない。

遍照の夕日春田もその中に 直人
「春田」は 前年の稲の刈り取り後、麦などを植えずに春までそのままにしてある田、或いは耕して黒々と土が起きている田をいう。稲刈りの後そのままにしてある田には、ゲンゲやナズナ、ホトケノザなどが敷き詰めたように咲き盛る。
掲句には、「「白露」創刊自祝」との前書きがある。「遍照(へんじょう)」は仏の法身の光明があまねく世界を照らすこと。ここでは夕日が故郷の大地をあまねく照らしている様を言ったものだろう。一面の夕日の中の「春田」の華やぎは、作者が自らの作句により、また、俳誌の運営により目指そうとした豊穣の世界を象徴している。主宰として一誌を背負って立つ喜びと身の引き締まるような思いが自ずから滲み出ている。平成5年作。『遍照』所収。
鳥雲に入る駒ケ嶽仁王立ち 直人
「鳥雲に入る」は冬を日本で過ごした雁や鴨などの渡り鳥が、春になって北へ帰る際、空高く舞い上がり雲の中へ消えていくこと。「鳥雲に」と略した形で詠むことも多い。
掲句は、渡り鳥が北へ帰って行く頃、郷里の甲斐駒ヶ岳を仰いでの作品。「仁王立ち」は両足を大きく踏ん張って力強く、また威厳をもって立つ様で、独立峰の趣のある甲斐駒は、この形容が最も相応しい山である。この山を前にして「仁王立ち」の語に想い到った作者は、まさに天恵に浴する気分だったろう。作者愛着の郷里の山であってみれば、なおさらのこと。昭和58年作。『朝の川』所収。
冬の間は凍てつき、干上がっていたが、春の雪解けや降水にともない水量が増した池のこと。水面に暖かな日差しが注ぎ、水草が葉を浮かべ、水辺や水中で生き物たちの活動が始まる。流動的な水そのものに焦点を当てる場合は、「春の水」という。
