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俳句の庭

  • 尖りたる風をくぐりて梅探る 中尾公彦

    1月 23rd, 2026

    「梅探る」「探梅(たんばい)」は、早咲きの梅を求めて寒い季節に山や野原を歩き回ること。春の兆しを求めて、冬の終わりに、ひっそりと咲き始める梅の花を見つけ出そうと山野に入る。

    掲句はまだ冬枯れの山野を、一輪二輪咲き始める梅を求めて歩き回っている情景。辺りは満目の冬景色で、木々を揺らして頭上を吹き過ぎる風は相変わらず荒々しい。「尖りたる風」は、この時季の風の感触そのもの。冬の最中に梅を探るのは、春を待つ心の表れでもあろう。『俳句四季』2026年2月号。

  • 冬日の中の相酌の羅漢

    1月 22nd, 2026

    川越喜多院の五百羅漢。その中の一体の羅漢の抱える大きな徳利に、冬の薄ら日が届いていた。羅漢(阿羅漢)は、悟りを開いた人であり、仏教の究極の心理に達し得た方々のことだが、ここの羅漢たちは、喜怒哀楽の表情があけすけに表れており、人間界そのままだ。

  • 冬一番

    1月 22nd, 2026

    その冬初めての強い寒さに見舞われ、本格的な冬が到来すること。「寒波」の傍題。「寒波」は、冬、シベリア方面から波の様に周期的に寒気団が来ることで、気温 もぐっと下がり厳しい寒さに見舞われる。その冬になって初めて到来する強い「寒波」が、すなわち「冬一番」。

  • 鳶の輪の下にショールをかけなほす 伊藤麻美

    1月 22nd, 2026

    「ショール」は防寒やファッションのための女性用の衣類で、肩にかけて用いる。材質は絹・羊毛などが一般的。春先の寒さをしのぐための薄手のショールが「春ショール」(春季)。

    掲句は、外出した先で、乱れたショールを掛け直したとき、振り仰ぐと大空に鳶が輪を描いていたとの句意。身だしなみに気を配りながらも、自らの身辺から視線を離して「鳶の輪」を仰ぐところに、春を待つ心が覗く。蛇足だが、近ごろは「ショール」をしている女性をとんと見掛けなくなった。『俳句四季』2026年2月号。

  • 強い寒波の到来

    1月 21st, 2026

    日本付近が強い冬型の気圧配置となり、各地に今季これまでで一番強い寒気が流れこんだ。寒波の到来だ。寒波は、シベリア方面から波のように周期的に冷たい空気の塊が日本列島に南下し、急激に気温が低下する現象。遠望の山の端の寒々とした空の帯は、寒波の到来を感じさせる。

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