「落葉」は落葉樹が落とした木の葉ばかりでなく、木の葉の散る様や地面や水面に散り敷いた様をも表わす。散り敷いた木の葉は、冬が深まるにつれて、霜や雨で腐り土に還っていく。
掲句は地面に降り積もる落葉が、作者の経てきた月日そのままだと詠む。月日は流れ去っていくが、作者にとって、降り積もるものでもあるのだ。このような時間の把握は必ずしも作者のオリジナルなものではないが、降り積もる落葉と月日を等量のものとして結び付けた潔さが、この句に格調の高さもたらしている。『俳句四季』2026年2月号。
「落葉」は落葉樹が落とした木の葉ばかりでなく、木の葉の散る様や地面や水面に散り敷いた様をも表わす。散り敷いた木の葉は、冬が深まるにつれて、霜や雨で腐り土に還っていく。
掲句は地面に降り積もる落葉が、作者の経てきた月日そのままだと詠む。月日は流れ去っていくが、作者にとって、降り積もるものでもあるのだ。このような時間の把握は必ずしも作者のオリジナルなものではないが、降り積もる落葉と月日を等量のものとして結び付けた潔さが、この句に格調の高さもたらしている。『俳句四季』2026年2月号。
寒々とした真冬の空の三日月のこと。「冬三日月」の傍題。鋭利な刃物のような鋭い印象があり、凍えるような冷たさや寂しさが強く感じられる。写真は、令和8年1月22日の夕方撮影した三日月。

明治から昭和初期にかけて活躍した女流俳人杉田久女の忌日。1946年1月21日、55歳で死去。本名は杉田久子。作風は力強く華やかで、男性に劣らない格調の高さが特徴。虚子は、彼女の句を「清艶高華」と称えたという。

富士山頂付近に笠をかぶったように現れる雲のこと。低気圧や前線が接近し、日本列島に湿った空気が流れ込む際に発生しやすいという。経験的にも、笠雲が出ると天気が下り坂に向かうことが多いようだ。一年を通して見られるが、俳句では「冬の雲」(冬季)の傍題。

水の凝固点である摂氏零度以下の温度のこと。零下。冬の寒さの厳しさを表す言葉の一つ。特に大寒の時期には、「氷点下」に達する地域が多く見られる。「氷」の傍題。
