東南アジアを原産とするイネ科の多年草。古い時代に渡来したものが野生化し、日本全国に分布している。日当たりの良い湿地を好み、繁殖力が高いことから、道路沿いや川原の土手に普通に見られる。雌雄同株。葉の腋に花穂を生じ秋に実がなる。実を数珠として利用したことからこの名がある。別名ずずこ。

東南アジアを原産とするイネ科の多年草。古い時代に渡来したものが野生化し、日本全国に分布している。日当たりの良い湿地を好み、繁殖力が高いことから、道路沿いや川原の土手に普通に見られる。雌雄同株。葉の腋に花穂を生じ秋に実がなる。実を数珠として利用したことからこの名がある。別名ずずこ。

北太平洋高気圧から吹き出す風が高温と湿気をもたらし、日本列島の夏季はたびたび耐え難い暑さに見舞われる。しかしこの暑さなくしては、稲作や果樹栽培などでも秋の実りは有り得ず、恵みの暑さでもある。また、初夏の薄暑、梅雨末期の蒸し暑さ、盛夏の頃の極暑・炎暑・溽暑など、一夏の間に様々な暑さを経験する。どんな事物に暑さを感じるかに、詠み手の感じ方の個性が表れる。

百日草はキク科の一年草。開花期が長いことからこの名がある。暑い夏をとおして咲き続け、冬の初めまで咲き残っている。
掲句は、生活者としての日常の機微を掬い上げた作品だ。月火水木金土日の一週間を総称して七曜というが、何かと予定が立て込んで忙しなく過ごす日々の中で、日曜だけがぽっかりと予定がないままだという。少し寂しく物足りない気がするが、一方では気ままに過ごす日曜も悪くない。「ぽつかりと」との軽い擬態語が、そんな心情を想像させる。暑い日々はまだまだ続く。『俳句』2023年8月号。