コンテンツへスキップ
    • HOME
      • POST
      • PROFILE

俳句の庭

  • 鉛筆の汚れ肘まで秋灯下 西山ゆり子

    8月 22nd, 2023

    秋灯(しゅうとう)は秋の夜の灯火のこと。ひんやりと澄んだ夜気の中で卓上の灯をともす。読書や勉強に過ごすのに適した秋の夜である。

    掲句の対象は小学年低学年くらいまでの児童だろう。宿題だろうか、好きな絵を描いているのだろうか。夢中になって何か書いている子供。鉛筆の文字や絵に肘(ひじ)が触れていたため、指や手はおろか、肘まで真っ黒に汚れてしまっている。誰もが身に覚えがあることだが、「秋灯下」と据えることで、季節感豊かな微笑ましい一句になった。『俳句四季』2023年9月号。

  • 竹の春

    8月 21st, 2023

    竹は筍の生える4月から5月にかけて栄養分が奪われ、勢いが衰えるが、秋になると勢いを取り戻し、緑鮮やかな色合いを呈してくる。木々の葉はそろそろ色づき始め落葉し始めるが、こうした木々の姿とは対照的に、竹は青々と葉を茂らせる時季を迎える。「竹の春」は陰暦8月の異称でもある。竹を伐る時期も、この頃が選ばれる。

  • 秋日

    8月 21st, 2023

    秋の一日にも、秋の太陽や日差しにもいう。立秋を過ぎても太陽は容赦なく地上に照り付け、厳しい残暑をもたらす。しかし、秋の半ばを過ぎるとしだいに空は高く、大気は爽やかになり、晩秋には目に見えて日差しも衰える。秋の一日は、秋分を過ぎるとしだいに日が短くなり、冬が近づくころには、釣瓶落としいわれるように、一気に暮れてしまう。

  • 瀬おもてに月光跳ねて蛇笏の忌

    8月 21st, 2023

    飯田蛇笏(本名武治)は、昭和37年10月3日郷里の山梨県境川村(当時)で逝去。折から秋たけなわになる時節。代表句〈芋の露連山影を正うす〉は、丁度蛇笏忌の頃の大気の澄みが感じられる作品だ。

    掲句は蛇笏忌の頃、明け方の川べりを歩いていての作品。辺りはまだ夜の気配が占め、頭上の月が皓皓と川面を照らし出していた。月光が「跳ね」と把握したことがこの句のポイント。平成22年作。

  • 秋燕

    8月 20th, 2023

    「燕帰る」の傍題。春に渡ってきた燕は営巣期が過ぎると、秋に南方へ帰ってゆく。晩夏から初秋にかけて、燕はだんだん飛翔高度を上げ、高空に仰がれるようになる。

←前ページ
1 … 520 521 522 523 524 … 607
次ページ→

WordPress.com Blog.

 

コメントを読み込み中…
 

    • 登録 開始日
      • 俳句の庭
      • WordPress.com のアカウントをすでにお持ちですか ? 今すぐログイン
      • 俳句の庭
      • 登録 開始日
      • 登録
      • ログイン
      • このコンテンツを報告
      • サイトを Reader で表示
      • 購読管理
      • このバーを折りたたむ