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俳句の庭

  • 水涸る

    11月 15th, 2023

    冬、水源地の積雪や少雨などにより流域の川や沼の水量が減り、川原の石や沼底があらわになった状態。全く涸れているようにみえて、かすかに水の流れる音がするのも、冬らしい光景だ。「川涸る」「沼涸る」「池涸る」「滝涸る」などともいう。

  • 芭蕉の推敲(24)

    11月 14th, 2023

    一声の江に横たふやほととぎす 芭蕉                   元禄6年4月江戸での作。この句が作られた経緯については、同年4月29日付けの宮崎荊口宛て書簡に詳しく記されている。同年3月手許に預かっていた甥の桃印が肺病で病没し、悲嘆に暮れる芭蕉に、杉風、曾良ら門人が、「水辺のほととぎす」の題で句を作るよう勧めたという。別案に                            郭公ほととぎす声や横たふ水の上 芭蕉                        の句形もあった。いずれの句も、蘇東坡の「前赤壁賦」の「白露横江、水光接天」の詩句が下敷きになっている。芭蕉は句の優劣に迷って、門人らの判定を乞うた。そして沾徳から「・・「江」の字抜きて「水の上」とくつろげたる句の、にほひよろしきかたに思ひ付くべき」などの意見が出て、「郭公」の句の方に決まったという。

    郭公声横たふや水の上 芭蕉                               上掲の「郭公」の句を推敲した最終形がこの形で、『藤の実』に掲載された。「一声」と「郭公」の句形のいずれがよいかは意見が分かれるところで、私は、「一声の」の句の方が「郭公」の声の余韻が江に伸びやかに響くような気がするのであるが、いかがだろうか。                                                            

  • 身の鈴をよろこび駆けて七五三

    11月 14th, 2023

    七五三は、11月15日に行う3歳・5歳の男児、3歳・7歳の女児のお祝い。神社の境内は千歳飴の袋を提げた子供たちと両親、祖父母たちで賑わう。

    掲句は神田明神での光景がもとになった作品。着飾った3歳位の女児が、自分の着物の鈴がコロコロ鳴るのを喜んで駆けだすのを眺めていた。折から晴れわたった昼下がり。澄んだ鈴の音が辺りにひびいた。平成19年作。『春霙』所収。

  • 大根

    11月 14th, 2023

    アブラナ科の二年草。原産地不明だが、日本へは古く中国大陸を経て渡来。大きな根の最上部が茎で、そこから葉が出ている。主に肥大した根を食用とするほか、葉も食材となる。白い皮の品種が主流だが、赤、緑、紫、黄、黒などのさまざまな色がある。煮大根、すり大根、沢庵、干大根など、食べ方は多様だ。

  • 冬菊

    11月 14th, 2023

    冬になって咲く菊で、花の色は黄、白など。秋に咲くものより花も葉も小さい。暖地の日当たりのよい山野に自生するほか、園芸用に庭などに植えられる。

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