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俳句の庭

  • 寒林の木々それぞれが一行詩 福永法弘

    1月 28th, 2026

    「寒林」は冬の樹木、特に葉を落とした落葉樹が群立しているさまをいう。「冬木立」とも。葉を落とした落葉樹は、常緑樹も交じりながらひっそりと立ち並ぶ。寒さに耐える木々には、もの寂しさだけでなく力強い生命力を感じることもある。

    掲句は、葉を落としきって立つ「寒林」の木々それぞれが一行詩だと詠む。私は一読、裸木になったメタセコイヤなどがすっくと直立する様を思い浮かべた。確かに、縦書きで書かれた俳句などの「一行詩」を彷彿させる情景だろう。木々は己が命の力で、また、「一行詩」は言霊の力で、寒気の中に静かに立っているのだ。『俳句』2026年2月号。

  • 玉葱植う

    1月 27th, 2026

    玉葱の苗を植える時期は品種によって異なるが、秋播きのものはおおむね11月中旬頃から12月中旬頃。9月に種をまいた苗をこの頃植え付ける。玉葱は中央アジア原産のユリ科ネギ属の一年生又は二年生の草本植物で、明治初年に日本に渡来した。なお、単に「玉葱」といえば夏の季語だが、「玉葱植う」は歳時記には掲載されていない。

  • 三寒

    1月 27th, 2026

    「三寒四温」は春が近い頃の気象現象で、3日ほど寒い日が続いたあとで4日ほど暖かい日が続く周期的な天気の変化のこと。これらの寒い日、暖かい日をそれぞれ「三寒」「四温」という。「三寒四温」は、もともとは中国東北部や朝鮮半島で、シベリア高気圧の勢力が約7日周期で強弱を繰り返すことで起こる天気の変化を表現する言葉であり、日本で約7日周期の天気の変化が明確に見られる訳ではない。最近では冬の終わりから春先にかけて、寒暖の変化を繰り返しながら春に向かう様を表す言葉として使われることが多い。

  • 雪婆言葉つまりしとき見たり 中西夕紀

    1月 27th, 2026

    「雪婆(ゆきばんば)」は、アブラムシ科の虫である綿虫の別称。晩秋から初冬にかけて見られ、白い綿のようなものをまとってふわふわと飛ぶ。初雪の頃出現することから、雪虫とよぶ地方もある。

    掲句は、戸外で人と言葉を交わしている最中に見かけた「雪婆」を詠む。会話の途中ふと言葉が詰まったとき、虚空を舞う「雪婆」の姿が作者の目に映ったのだ。この句はただそれだけのことを詠んでいるに過ぎないが、人の中にいて感じている作者の孤心が「雪婆」を通して見えてくるところがいい。『俳句』2026年2月号。

  • 厚氷

    1月 26th, 2026

    厳しい冬の寒さによって何層にも重なった分厚い氷のこと。湖、池、川などの水が分厚く凍りつく。透き通った表面や光を反射する輝きが美しく、静かで厳しい冬の情景である。「氷」の傍題。

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