「蒲団」「布団」は、綿や藁、羽毛などを布でくるんだ寝具で冬の季語。アヒルやガチョウなどの水鳥の羽を使用している「羽根布団」は、軽く保温性があり、快適な眠りへ人を誘う。
掲句は「羽根布団」の寝心地を「浮寝」に譬えたところがポイントだ。 「浮寝」は水鳥が水に浮いたまま寝ること。公園の池に浮かんで入れ首のまま眠っている鴨を見かけることがあるが、作者はそんな水鳥の「浮寝」の気分を想像して詠んでいるのだ。ぬくぬくと布団にくるまる極楽気分は、冬の愉しみの一つ。『俳壇』2024年2月号。
「蒲団」「布団」は、綿や藁、羽毛などを布でくるんだ寝具で冬の季語。アヒルやガチョウなどの水鳥の羽を使用している「羽根布団」は、軽く保温性があり、快適な眠りへ人を誘う。
掲句は「羽根布団」の寝心地を「浮寝」に譬えたところがポイントだ。 「浮寝」は水鳥が水に浮いたまま寝ること。公園の池に浮かんで入れ首のまま眠っている鴨を見かけることがあるが、作者はそんな水鳥の「浮寝」の気分を想像して詠んでいるのだ。ぬくぬくと布団にくるまる極楽気分は、冬の愉しみの一つ。『俳壇』2024年2月号。
冬も終わり頃になると厳しい寒さも峠を越し、寒さの緩む日が時折訪れる。日の光や鳥の声などに春の気配が感じられる。「春隣」ともいう。

「風鶴忌(ふうかくき)」は俳人石田波郷の忌日で11月21日。昭和44年のこの日56歳で没した。
作者は石田波郷門。掲句は、没後半世紀を過ぎた師を偲ぶ作として、からりとした風合いをもつ。〈松籟の武蔵ぶりかな実朝忌 波郷〉の作があるように、伊予の出身でありながら出京後は武蔵野の風土に親しんだ波郷に、欅の遠い樹影を重ねて、今なお褪せることのない波郷の俳句や人となりを改めて思い起こしているのだ。『俳壇』2024年2月号。
冬の明け方のこと。寒さの厳しい冬においても、最も冷え込む時間帯だ。冬の夜明けは「冬曙(ふゆあけぼの)」「冬の朝」などさまざまに表現されるが、「暁(あかつき)」は、夜半から空が明るくなる前の時間帯を、「曙(あけぼの)」は、日の出が近づき東の空がほんのり赤く染まる時間帯を指す言葉である。

立春前の18日間。土用と呼ばれる期間は年に4回(春夏秋冬)あるが、その中でも「寒土用」は冬の季節が終わる直前の期間であり、一年で最も寒さの厳しい時期。俳句で単に土用といえば立秋前の18日間をさす。
