12月から1月にかけて咲く牡丹のこと。春、若い蕾を摘み取って花期を遅らせ、真冬に花を咲かせる。藁苞(わらづと)で覆い、藁を敷いて寒さから保護する。初夏に咲く牡丹より小ぶりのものが多い。「寒牡丹」ともいうが、「寒牡丹」は年二回咲きの品種を仕立てたものを指すことが多い。

12月から1月にかけて咲く牡丹のこと。春、若い蕾を摘み取って花期を遅らせ、真冬に花を咲かせる。藁苞(わらづと)で覆い、藁を敷いて寒さから保護する。初夏に咲く牡丹より小ぶりのものが多い。「寒牡丹」ともいうが、「寒牡丹」は年二回咲きの品種を仕立てたものを指すことが多い。

「百千鳥(ももちどり)」は、春、山野で多くの小鳥が鳴き交わすさま。春暖の季節を迎えた鳥たちの歓びが感じられる季語だ。
掲句の「百千鳥」「朝寝」はいずれも春の季語だが、「百千鳥」を主たる季語として鑑賞したい。朝の寝床で、沢山の鳥の鳴き声に囲まれて、作者は自らの「命」を思っている。四辺が春を迎えた歓びの声に満ちていればいるだけ、作者の思いは、刻々と減っていく自らの「命」の行く末へと及んでいく。光に対して闇があるように、春の歓びの中にいて死を思う。「命減る」との端的な表現が、作者の透徹した自己認識を示す。『俳句』2024年2月号。
鯉は冬になって水温が下がると、動作が鈍くなり水底に沈んで餌などもほとんど取らない。じっとしているので釣りにくいが、食味としては、身が引き締まり、脂も乗って滋養があり、美味のため珍重される。

雪は、日本海側の豪雪地帯では人々の暮らしに重くのしかかるものだが、冬の晴天が続く太平洋側では、冬の美を代表する現象として愛でられる。人々が雪に寄せる思いはさまざまだ。
掲句は、山国で暮らす人の山への親しみが表出されている作品。浅間山のまとう雪を「雪の肌着」と形容したところがいい。明け暮れ眺め暮らす浅間山に対する、麓に住む人の思いが形象化されている。『俳句』2024年1月号。