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俳句の庭

  • 戰ひに口の字ふたつ鵙高音 照井翠

    11月 27th, 2023

    鵙は、繁殖期が過ぎて秋になると、縄張りを主張して高い梢などで鋭い鳴き声を上げる。その声は澄んだ大気によく透る。秋の到来を感じさせる鳴き声だ。

    掲句は「戰」の文字に口の字が二つあるとの、文字上の気づきを述べながら、戦争の絶えないこの地球上の現実に対する、作者の嘆きをそこはかとなく感じさせる作品。戦争を憤り、戦禍の惨状を嘆いても、そのストレートな表出だけでは文学作品にならないことは、実作者なら誰でも承知していることだ。この句は、あからさまな主観や感情の表出を避けながら、戦争というこの世の不条理に無関心ではいられない作者の心の内を覗かせている。鵙の無心の鳴き声が救いになっているようにも思える。『俳句』2023年12月号。

  • 十二月

    11月 27th, 2023

    陽暦12月。1年最後の月。「師走」や「極月」は旧暦12月の異称だが、新暦12月の別名としても用いられる。気忙しい思いをしながら忽ち過ぎていく。過ぎようとしている一年を改めて振り返る月でもある。

  • 冬の空

    11月 27th, 2023

    ひと口に冬の空といっても、本州を縦断する山脈の影響で特徴が二分する。シベリアから強い寒気がやって来て、日本海側では曇りの日が多く雨や雪が降る。一方、太平洋側では、山から乾いた風が吹いて来るため、乾燥していて晴れた日が多くなる。

  • 法被の背火に炙りつつ達磨売

    11月 26th, 2023

    「福達磨」は新年の季語で、新年に神棚に飾って幸いを祈る張り子の達磨のこと。「達磨市」「達磨売り」はその傍題。達磨は達磨市などで白目のまま販売され、祈願のため左目に黒目を書き入れ、成就すると右にも黒目を入れる「目入れ達磨」の風習がある。達磨市は毎年関東近辺の各地で開催されている。

    掲句は、1月3日川越喜多院の境内や門前に立つ達磨市での嘱目。上州だるまと称して、高崎の業者がトラックを走らせて売りに来る。法被の男たちが、折りからの寒さに、炭火や榾火で暖を取っていた。令和元年作。

  • 寒波

    11月 26th, 2023

    冬期、低気圧の通過に伴い、シベリア方面から日本付近に寒気のかたまりが到来すると、気温の低下や厳しい寒さに見舞われる。波のように周期的にやってくることから「寒波」と名づけられた。

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