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俳句の庭

  • 蛍烏賊(ほたるいか)

    3月 16th, 2026

    ホタルイカモドキ科の体長6センチ以下の小さな烏賊。腹や頭部、腕の先などに発光器を持ち、産卵期には特に美しく発光する。日本特産で、特に富山県滑川付近は産地として知られる。刺身のほか、酢味噌和えなどにする。別名「松烏賊(まついか)」「小烏賊(こいか)」。

  • 巷塵に黄塵かさね風の街 辰巳奈優美

    3月 16th, 2026

    「黄塵(こうじん)」は中国大陸の砂漠から偏西風に乗って日本へ飛来する黄砂や、春風に舞い上がる土煙のこと。空や遠くの景色が黄色く霞んで見え、地上が黄色に染まることもある。「霾(つちふる)」の傍題。

    掲句は黄砂が飛来した街中を詠んだ作品。「巷塵(こうじん)」は俗世間のちり、浮世のよごれのこと。強風が吹いて、常日頃の「巷塵」に海を越えて渡って来た「黄塵」が加わったというのだ。コウジンという同音異字のリフレインが効果的だ。強風の中、街中を歩く人々の嘆きが聞こえてきそうな一句。 『俳壇』2026年4月号。

  • 剪定(せんてい)

    3月 15th, 2026

    春の芽吹き前に、果樹(リンゴ、ナシ、ブドウなど)の開花や結実を良くするために、不要な枝を切り落とし形を整える作業。冬の休眠期から春先にかけて行われる。果樹に限らず、庭木の手入れ全般を指すこともある。

  • 春の雨

    3月 15th, 2026

    春に降る雨の総称。ザーっと降る激しい雨も含まれる。一方、「春雨(はるさめ)」は、春の訪れとともにしとしとと静かに降る、細く煙るような雨のことで、しめやかで繊細な、情緒的な響きを持つ。一雨ごとに葉芽、花芽がふくらみ生き物が活発に動き出す。『三冊子』では2月の初めに降る雨は「春の雨」、それ以降は「春雨」と、雨の降る時期により区別している。

  • 白菜の透きとほるまで読みふける 松下カロ

    3月 15th, 2026

    白菜は代表的な冬野菜。霜に当たると甘みが増すため、鍋料理や漬物など冬の料理に広く使われる。明治時代に中国から伝来した。

    掲句は白菜を入れた鍋や煮物が煮えるまで、傍らで本を読みふけっている情景を詠む。独りの食事の準備の手すきに、本を披いているのだろう。入れたときには真っ白だった白菜が、いつしか煮えて透きとおっていた。煮えるのを楽しみにしながらも、時間を忘れて本の世界に没入しているのだ。鍋料理などの湯気や匂いの中での、独りで過ごす時間の充実感が、そこには感じられる。『俳壇』2026年4月号。

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