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俳句の庭

  • 秋耕(しゅうこう)

    9月 11th, 2024

    翌年の作業に備え、また、裏作などのため、秋の取り入れが済んだ田畑を耕すこと。特に稲作においては、稲刈りの済んだ田を鋤き返して、稲藁や稲株を鋤き込む。地力を回復させるほか、雑草・害虫の防除などにも効果があるとされる。また、裏作の場合は、田畑を鋤き返して新しく畝を立て、麦や菜種などを植える準備をする。単に「耕(たがやし)」といえば春の季語。

  • 落鮎(おちあゆ)

    9月 11th, 2024

    秋の産卵期に川を下る鮎のこと。腹に卵をもち、体色が変化して鉄錆のような色になることから「錆鮎(さびあゆ)」とも呼ばれる。鮎は海に近い河口付近で生まれ、一度海に出て稚魚となり、やがて春になると川の上流へ向かって上りながら成長する。そして秋を迎える頃、産卵するために再び海を目指して川を下り河口付近で産卵する。産卵後多くは消耗して斃死する。「落鮎」には、夏に獲れる旬の鮎とは別の味わいがあるという。

  • 祝婚の襷を掛けし案山子あり

    9月 10th, 2024

    「案山子(かがし)」は竹や藁を材料に人の形を作り、蓑笠を着せ田畑の中に立てて鳥獣を威し、その害を防いだ。最近ではいろいろなキャラクタ-が案山子として登場し、稲刈りが済んだ田圃では案山子祭が行われて賑わう地域もある。

    掲句は秩父郡横瀬町にある寺坂棚田を訪れたときの作品。折から稲刈りの時期で、既に刈り取られた田圃と黄金色に稔った田圃がほぼ半々だった。330枚ほどもある棚田のところどころに案山子が立っていて、ふと案山子の襷に赤い文字で書かれた「祝婚」の2字が目に入った。この地で稲作に従事している青年たちの中に、この秋、皆から祝福されて結婚する人がいるのだろう。その青年の幸福や周りの人たちの祝意が、豊作の光景とともに暖かい湯気のように私の心を包んだ。平成28年作。

  • かき氷

    9月 10th, 2024

    氷を掻き削り雪状にしたものに、苺、レモンなどの果汁、茹小豆などをかけたもの。「氷水」「夏氷」などともいう。リキュール類、果物、アイスクリームなどを盛り合わせたものも出ている。かき氷を売っている店は氷旗を掲げていることが多い。昔から真夏の愉しみの一つで、「削氷」(けずりひ)として清少納言の『枕草子』に見える。

  • 猿の腰掛

    9月 10th, 2024

    サルノコシカケ目サルノコシカケ科・マンネンタケ科・キコブタケ科の菌類のうち、とくに木質で多年生となるキノコの総称。切株や立ち枯れの樹木、ときには生木の樹幹に発生し、半円形の卓状に広がる。乾いたものは非常に堅い。観賞用・細工品・薬用などに利用される。一部には食用として珍重されるものもあるが、一般的には茸狩りの対象にならないものが多い。猿が腰をかけるのにちょうどよいイスに見えることからこの名がある。「猿茸(ましらたけ)」ともいう。

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