ヒキガエル科の蛙の総称。山間部や山沿いの平地に生息する。「ひき」「がまがえる」「がま」とも呼ばれ、漢字では「蝦蟇」、「蝦」、「蟾蜍」などとも表記する。背中は暗褐色で疣(いぼ)がある。昼間は床下や草藪など暗いところに隠れ、夜になると出てきて蜘蛛、昆虫、ミミズを捕食する。春、冬眠から覚めて地上に出るので「蟇(ひき)穴を出づ」は春の季語。

ヒキガエル科の蛙の総称。山間部や山沿いの平地に生息する。「ひき」「がまがえる」「がま」とも呼ばれ、漢字では「蝦蟇」、「蝦」、「蟾蜍」などとも表記する。背中は暗褐色で疣(いぼ)がある。昼間は床下や草藪など暗いところに隠れ、夜になると出てきて蜘蛛、昆虫、ミミズを捕食する。春、冬眠から覚めて地上に出るので「蟇(ひき)穴を出づ」は春の季語。

「銀漢」は天の川のこと。天の川銀河の星の集合が肉眼では白く濁って見えることから、それを川に見立てた。晩夏から秋にかけてが最も明るく美しいことから、秋の季語。
掲句は、「銀漢」を仰ぎながら、死後のわが身が素粒子となって宇宙空間を漂うさまを想像した作品。素粒子は物質を構成する最小の単位のことで、文学的に表現すれば「微塵(みじん)」とでも表現するところだが、敢えて学術用語を用いたところに、この句の新鮮な味わいがある。『俳句』2024年9月号。
秋になると、大陸上空の乾燥した冷たい空気が流れ込むため、遠く
まで澄みわたる。眼に入るもの、耳に入るものが鮮やかに、はっきりと感受できるようになる。「空澄む」ともいう。一方、秋に水が澄みわたることを「水澄む」(秋季)という。

鵯上戸(ひよどりじょうご)はナス科の蔓性多年草。全国各地の丘陵帯の林縁部、原野、道ばたなどに自生する。夏、花枝を伸ばし、五裂の白い合弁花を開く。秋には球形の実が熟して赤くなる。この実をヒヨドリが好んで食べることからこの名がある。

「蟻」はハチ目アリ科の昆虫の総称。女王蟻、働き蟻などからなる高度な社会生活を営む。よく見かけるのは、暑い夏の盛りに地表を歩き回る姿だ。子供に身近な昆虫でもある。
掲句は、外遊びをしていた幼い子供の可憐な姿が彷彿する作品。地面にしゃがみこんで蟻と遊んでいた幼子の手についていた蟻の匂い。この句で表現しているのはただそれだけのことだが、一読思い浮かべる情景には豊かな広がりがある。「省略」という俳句の骨法の力を、改めて再認識させられる一句。『俳句』2024年9月号。