冬に捕れる鯛のこと。真鯛や黄鯛などの鯛は冬季深海にいて身がしまり味がよくなる。
下の写真は血鯛(別名「花鯛」)。北海道南部から南に分布し、産卵期は秋。マダイと同様に日本各地で食用になる。

屁糞葛(へくそかずら)は日本全土に普通に見られる蔓性の多年草。他の植物やフェンスに絡まりながら成長し、晩夏の頃鐘状の小さい花をつける。全体に悪臭があることからこの名がある。別名「灸花(やいとばな)」。開花後、秋が深まると果実が飴色に熟し、鳥によって種子が散布される。なお、「屁糞葛の実」は歳時記に掲載されていない。

月は四季を通して仰がれるが、冬の月は寒さの中で磨ぎ澄まされたような光を帯びる。その冴え冴えとした光には、荒涼とした寂寥感がある。
掲句は冬の月光を「金銀のあはひのいろ」と形容した。確かにその光は黄色、金色などと形容するには余りに冴えわたっていて、丁度、金色に銀色を溶かし込んだような塩梅。一読、冬の月光を浴びて立っているような錯覚を覚えさせるのは、「あはひ」との措辞の故だろう。「あはひ」は漢字表記では「間」で、色の配合のこと。作者の精妙な色彩感覚に脱帽する。『俳句界』2024年12月号。
林檎の収穫は早生種では8月頃、晩生種でも11月頃までに終わるが、その後低温で貯蔵したものが冬になって出荷される。林檎はヨーロッパ原産の秋の果物で、ふじ、紅玉、王林、つがる、ゴールデンデリシャスなどの品種があり、単に「林檎」といえば秋季。
下の写真は晩生種である王林。収穫して間もなく店頭に並ぶ。。

その冬はじめて水が氷ること。日本列島の中でも、10月末から1月になってからと、地域差が大きい。田の窪みや水溜まりなど身辺に初氷を見かけるようになると、いよいよ寒さが本格化する。
