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俳句の庭

  • 石神井の水に沿ひゆく惜命忌

    10月 6th, 2024

    「惜命忌(しゃくみょうき)」は俳人石田波郷の忌日で、11月21日。昭和44年のこの日、宿痾の肺結核が悪化して56歳で亡くなった。石神井(しゃくじい)は、波郷が昭和33年に江東区砂町から練馬区谷原町に引っ越してきてから親しんだ地で、〈初蝶や石神井川の水の上 波郷〉などの句が残されている。

    掲句は石神井公園の池の辺を散策しての一句。生前の石田波郷とは面識もなく、多くの俳句作品を通してその人となりを想像しているだけだが、波郷が生前住み、しばしば歩いたと思われる公園内の水辺に佇むと、半世紀以上前に亡くなった波郷という俳人のことが頻りに思われた。初冬の水辺や木々の梢からは日に日に色彩が失われ、白と黒からなる冬景色に移ろうとしていた。渡ってきたばかりの鴨が水しぶきを上げていた。平成30年作

  • 秋の服

    10月 6th, 2024

    和服、洋服を含めて秋に着る服装の総称。和服では、「秋袷」という季語が別に立てられているように、秋らしい色合いの袷やセルに着替える。洋服の場合は、学校の制服などを除いて、暦に従って衣服を替える習慣はないが、秋になると、布地も厚くなり、茶や黒系統などの渋く落ち着いた色調のものが目につくようになる。

  • 草の絮(くさのわた)

    10月 6th, 2024

    秋になって、イネ科の蘆や荻や芒、カヤツリグサ科の菅などが穂花を出し、それらが結実して棉状になったもの。よく晴れた日の風にのって、遠く高く舞い上がる。「草の穂」(秋季)の傍題。

    下の写真はダンドボロギクの絮。

  • 絹のごと秋雲を手に絡めたる 佐々木紺

    10月 5th, 2024

    秋雲は、爽やかに澄み渡った空に現れては流れ去っていく。高々と晴れ上がった空に浮かぶ白い雲は、秋らしい爽やかさを感じさせる。

    掲句は秋雲を絹のように手に絡めたという、実際にはあり得ないことを詠む。「虚」に遊ぶ句は、一歩誤ると荒唐無稽になり易いが、この句には秋雲のさらさらとした手触りが感じられてリアリティがある。秋雲を仰いでいる作者の心のうちの、秋懐とも秋思ともつかない淡いもの思いもどことなく感じられる。『俳句四季』2024年10月号。

  • 林檎

    10月 5th, 2024

    「林檎(りんご)」といえば、一般に西洋リンゴを指す。中央アジア原産のバラ科の落葉高木、及びその実のこと。人類が食した最古の果物といわれるが、日本に導入されたのは明治時代になってから。紅玉、王林、つがる、ゴールデンデリシャスなど多くの品種がある。早生種で出荷の早い「青林檎」(夏季)を除き、秋から冬にかけて成熟する。なお、江戸時代に蕪村などが詠んだ林檎は中国原産の和林檎で、西洋リンゴとは別種。

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