俳句で芋と言えば里芋をさす。秋、地下の芋を堀り収穫する。収穫時期は種芋を植え付けた時期にもよるが、一般的には10~11月頃。その頃になると1、2回霜が降り、茎が枯れたりハート型の葉が黄色くなったりしている。茎(芋茎)は酢の物にして食べる。

俳句で芋と言えば里芋をさす。秋、地下の芋を堀り収穫する。収穫時期は種芋を植え付けた時期にもよるが、一般的には10~11月頃。その頃になると1、2回霜が降り、茎が枯れたりハート型の葉が黄色くなったりしている。茎(芋茎)は酢の物にして食べる。

「敬老日」は九月の第三月曜日。国民の祝日の一つ。長年働いて社会を支えてくれた高齢者に感謝し、その労をねぎらう日である。
掲句は敬老日を詠んだ作品。手元の辞書によれば、「三鞭酒」はフランス産発泡性葡萄酒であるシャンパンの漢字表記。難読問題に出そうな表記だ。作者は敬老の日の祝いの席にいる訳ではなく、いつものように机に向かっているのだが、シャンパンという語の漢字表記に軽い関心を持った作者の胸中の微かな華やぎが感じ取れる一句。『俳壇』2024年11月号。
秋の夜の灯火のこと。暖かで艶やかな印象がある春の灯に対して、秋の灯には澄明な感じがある。ひんやりと澄んだ夜気の中で、秋の灯は心の拠り所のように点る。秋の灯のもとで、人と語らい、書に親しむ。

夕焼は四季を通してみられるが、単に「夕焼」と言えば夏の季語。秋の夕焼は夏の夕焼の強烈な色、鮮やかさとは違い、どこか寂しく、淡く、時間的にも短い。

「打ち水」は夏の暑さや埃をしずめるために、昼や夕べに路地、店先などへバケツやホースなどで水を撒くこと。ひんやりとたちのぼる涼感が快い。
掲句は、暑さを少しでも和らげようと、丸の内界隈の歩道や店舗の前に水を打ったところだろう。その滑らかな水の膜に東京駅が映り込む。そこを、作者を含め会社勤めの人々が、滑らないように大股に通り過ぎてゆく。誰も立ち止まる人はない。スピード感のある現代の都会風景が鮮やかに切り取られている。『俳壇』2024年11月号。