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俳句の庭

  • 母あればこそのふるさと十三夜 藺草慶子

    3月 27th, 2026

    「十三夜」は、旧暦9月13日の夜の月のこと。中秋の名月(旧暦8月15日)の約1ヶ月後、満月直前の少し欠けた月を愛でる日本独自の風習。「後の月」「豆名月」「栗名月」とも呼ばれる。少し欠けた月光が澄み渡るところには、物寂しい晩秋の趣がある。

    掲句は、母亡き故郷に身を置いての作品。折からの「十三夜」の月光の中で、母が存命だった頃を思い起こしているのだろう。母が亡くなっても故郷との関係が絶えることはないが、やはり故郷は母が在ってこそのものだった、と。平明だが、普遍的かつ深い思いを宿す一句。『俳句』2026年4月号。

  • 挿木(さしき)

    3月 27th, 2026

    木の枝の先端部分を切って土や砂に挿して発根させ、新しい個体として増やすこと。根が充分に出たら移し替えることもある。柳、枳殻、茶などの繁殖の際に用いる。

  • 物種蒔く

    3月 27th, 2026

    種籾以外の草花や野菜の種を土に蒔くこと。稲の「種蒔(たねまき)」とは区別される。播きどきには地域差があるが、おおむね春の彼岸頃。具体的に「茄子蒔く」「鶏頭蒔く」などと用いることも多い。花や野菜が育った姿を思い描きながら行う作業。

  • 雪を曳き砂を曳き来しどんど竹 南うみを

    3月 26th, 2026

    「どんど」は小正月(1月15日頃)に行われる火祭りのこと。門松や注連飾りを焚き上げて無病息災を祈る。竹を組んで燃やし、その火で餅を焼いたりする。「左義長(さぎちょう)」の傍題。

    掲句は、「どんど」で焚き上げに用いる竹を引きずって運んできたところを詠む。行事が行われる前に、竹を切り出し、櫓状に組み上げるのだ。雪や砂の上を曳いてきたとの表現から、その地の風土が浮かび上がるところがいい。「どんど竹」との簡潔な言葉が、行事の始まる前の雰囲気をヴィヴィッドに伝える。『俳句』2026年4月号。

  • 春の森

    3月 26th, 2026

    芽吹き始めた森のこと。樹種ごとに新芽の色が黄、黄緑、赤緑、緑などと異なるため、色彩鮮やかな森となる。広葉樹林では、鳥が盛んに鳴き、地上では獣や虫が活発に動き始める。「春林(しゅんりん)」もほぼ同様の意味合いだが、「春の森」には自然の力で木々が鬱蒼(うっそう)と生い茂っているイメージがある。

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