無患子(むくろじ)は、日本を含む東アジア・南アジア地域原産のムクロジ科の落葉高木。本州中央部以西の比較的暖かい地方の山地に自生するほか、寺院、民家などに植えられている。初夏の頃、淡緑色の小さな花を咲かせる。秋には葉が鮮やかに黄葉するとともに、実が飴色に熟れる。なお、「無患子の花」は歳時記に掲載されていない。

無患子(むくろじ)は、日本を含む東アジア・南アジア地域原産のムクロジ科の落葉高木。本州中央部以西の比較的暖かい地方の山地に自生するほか、寺院、民家などに植えられている。初夏の頃、淡緑色の小さな花を咲かせる。秋には葉が鮮やかに黄葉するとともに、実が飴色に熟れる。なお、「無患子の花」は歳時記に掲載されていない。

擬宝珠(ぎぼうし)は山野に自生するユリ科の多年草。6〜8月頃に、白や薄紫色の涼し気な花を咲かせる。つぼみの形が、橋の欄干などにある伝統的な装飾「擬宝珠(ぎぼし)」に似ていることからこの名がある。
掲句は、八ヶ岳東麓の野辺山高原に滞在中、擬宝珠の「まみどりの茎」に目をとめて詠んだ作品。原種の擬宝珠が林中のあちこちに咲き始めていた。野趣ある花の風情もいいが、その時は、株の中心から直立する緑色の茎に目が引き寄せられ、手で触れて感触を確かめた。茎のしなやかな勁さのうちに、擬宝珠の命が宿っているように思えた。平成19年作。『春霙』所収。
地中海沿岸地域原産のアヤメ科の多年草。明治時代から大正時代にかけて日本に導入されたとされる。日本での野生の自生地はなく、日当たりのよい水田や湿地などで栽培されている。晩春から初夏にかけて、アイリスやアヤメに似た淡いクリーム色〜薄紫色の花を咲かせる。外側の3枚の花びらが大きく下に垂れ下がり、その基部(中央)に鮮やかな黄色の筋や斑点が入る。なお、歳時記には掲載されていない。

接骨木(にわとこ)は、日本原産のガマズミ科の落葉低木。江戸時代などの古い民間療法で、骨折や打撲の治療に用いられていたことからこの名がある。東北以南の山野に自生し、晩春の頃、白い小花が円錐状に咲く。花が咲いた後、小さな緑色の実をつけ、梅雨の時期に鮮やかな赤色に熟す。一方、ヨーロッパ原産のセイヨウニワトコの実は黒紫色に熟れるのが特徴。なお、歳時記には掲載されていない。

初夏のみずみずしい新葉を指す「若葉」に対して、夏の日差しを浴びて青々と茂った落葉樹の葉のこと。「若葉」が夏の日を浴びて、日に日に「青葉」に変わっていく。「若葉青葉」は、これらを大きく捉えて新緑の瑞々しさと勢いを表現する言葉。
