ソメイヨシノなどの他の桜よりも遅れて咲く桜のこと。八重桜や山桜などが念頭に浮かぶが、特定の品種に限らず、花見の時期を過ぎてから咲く遅咲きの桜全般を指す。花時(はなどき)が過ぎつつある寂しさや名残惜しさを感じさせ、行く春を惜しむ思いも重なる。
写真は、ソメイヨシノが散った後咲いたウコンザクラ。

ソメイヨシノなどの他の桜よりも遅れて咲く桜のこと。八重桜や山桜などが念頭に浮かぶが、特定の品種に限らず、花見の時期を過ぎてから咲く遅咲きの桜全般を指す。花時(はなどき)が過ぎつつある寂しさや名残惜しさを感じさせ、行く春を惜しむ思いも重なる。
写真は、ソメイヨシノが散った後咲いたウコンザクラ。

熱帯地方原産のアカバナ科の落葉低木。別名「釣浮草」。日本に園芸植物として本格的に導入されたのは大正時代で、主に温室で栽培される。初夏から夏にかけて、ピンクや紫の鮮やかな合弁花を下垂させる。

アイリスは、アヤメ科アヤメ属の多年草で西洋系アヤメの総称。このうちジャーマン・アイリスは、ヨーロッパで作られた園芸品種。ヨーロッパ中央部に自生していたドイツアヤメを起源とすることなどからこの名がある。赤、ピンク、オレンジ、青、紫など花色が多彩で、「レインボーフラワー」の別名をもつ。花期は4月から初夏にかけてで、花は上弁と下弁からなり、下弁の付け根にブラシ状の突起がある。

雨音を野の音として夏座敷 直人
「夏座敷」は夏向きにしつらえた、涼しげで開放的な座敷のこと。 襖(ふすま)や障子を取り外して風通しの良い簾戸(すど)や葭障子(よししょうじ)にしたり、畳の上に藤むしろや簟(たかむしろ)を敷いたりして、夏を快適に過ごす工夫をする。
掲句は、夏座敷に座して、雨音を野の音として聞いているとの句意。音を立てて降る雨が座敷に涼気をもたらし、読者も、その心地よさの中に引き込まれる。他方で、野を渡って来た雨が、野を渡って去っていくとの感受には、自らが、野のただ中に住んでいるとの諦念も感じられる。〈野に住めば流人のおもひ初つばめ〉という飯田龍太の初期の句が思い出される。長年住んできた故郷に対する思いの表裏を覗かせている作品である。昭和56年作。『朝の川』所収。
チャイニーズホーリーは、中国原産のモチノキ科の常緑低木。昭和時代初期に日本に導入された。別名「柊黐(ひいらぎもち)」。4~6月に、淡いクリーム色の小さな四弁花を咲かせる。雌雄異株で、雌株には、晩秋から冬にかけて実が赤く熟す。なお、歳時記には掲載されていない。
