日本在来のアカバナ科の多年草。湿り気が多い林の縁や湿地などに自生する。晩夏の頃、総状花序をなして白から淡い紅色の小花を咲かせる。秋に多数の花茎に白い球状の花をつける「星草(ほしくさ)」(秋季)も「水玉草」の別名を持ち、紛らわしい。なお、歳時記には掲載されていない。

日本在来のアカバナ科の多年草。湿り気が多い林の縁や湿地などに自生する。晩夏の頃、総状花序をなして白から淡い紅色の小花を咲かせる。秋に多数の花茎に白い球状の花をつける「星草(ほしくさ)」(秋季)も「水玉草」の別名を持ち、紛らわしい。なお、歳時記には掲載されていない。

暑くて寝苦しい夜のこと。気象庁の定義では、夜間の最低気温が摂氏25度を越えた日をいう。地球温暖化により、都市部・郊外を問わず、熱帯夜が常態化してきている。もともと気象学者による造語であり、俳句の季語として歳時記に初めて掲載されたのは平成8年頃からとされる。

「雪虫」は雪解けの始まる早春の頃、雪の上に姿を現す黒い小さな虫。幼虫時には渓流に棲み、春先に羽化する。カワゲラ、ユスリカ、トビムシの類。初雪の頃現れる「綿虫」を「雪虫」と称することがあるがまったく別のもの。歳時記には「綿虫」(冬季)の傍題としても掲載されており、紛らわしい。
掲句の「雪蟲」はさてどちらだろう。私は、初冬の頃見かけるあのふわふわと浮かぶ綿虫を想像した。いずれにしても、作者は、あるかなきかの小虫を掌に載せて、その恋のことを思っている。春先の猫を思い浮かべるまでもなく、人間界を含めて、恋はどことなく腥(なまぐさ)いものだ。その腥さが、掌上の小さな虫にまで及んでいると見たところに、この句の面白さがあるだろう。「たなごころ」との仮名書きに、「雪蟲」を見守る作者のやさしい眼差しが表れている。『俳句四季』2025年9月号。
「旱」は太平洋高気圧に覆われて、連日雨が降らずに日が照りつけること。旱魃(かんばつ)とも言い、大地は渇ききり草木は萎える。「旱」の一字を他の語に加えて、「旱空」、「旱年」、「旱畑」、「旱草」、「旱雲」などとも言う。「旱星」もその言い方の一つ。大地とともに空もからからに乾燥し、夜空には星が爛々と輝く。

「菩提樹(ぼだいじゅ)」はシナノキ科の落葉高木。寺院に多く栽培されている。6月頃淡黄色の花を咲かせた後、秋に直径7~8ミリの球状の実をつける。乾燥させた実は数珠玉などに利用される。「菩提の実」などともいう。釈迦がその下で悟りを開いたと伝えられるのはインド菩提樹(クワ科の常緑高木)で、これとは全く別種の樹木。
