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俳句の庭

  • 伸び放題の茶の木

    11月 12th, 2025

    写真は、花と蕾をびっしりつけた茶の徒長枝(とちょうし)。手入れが行き届いた茶畑では見られない光景だ。茶の木が沢山の花を咲かせると、翌年の茶の葉に送られる栄養が花や実に使われてしまうので、茶園では、咲く前に蕾を摘み取ることもあるという。だが、このように野放図に枝を伸ばして花を咲かせるのが、茶の木の本来の姿なのかも知れない。関東近辺では、自生の茶の木を見かけることは余りないが。

  • 鎧鼬魚(よろいいたちうお)

    11月 12th, 2025

    アシロ科ヨロイイタチウオ属の海水魚。本州以南のやや沖合の深海に生息する。東京近辺では「ひげだら」の名で店頭に並ぶ。冬が旬で、鍋物や汁物などとして食される。なお、歳時記には掲載されていない。

  • 榎黄葉(えのきもみじ)

    11月 12th, 2025

    榎(えのき)は、アサ科エノキ属の落葉高木。互生する卵形又は楕円形の葉が秋に黄葉する。落葉すると褐色になる。 歳時記には「榎の花」が夏、「榎の実」が秋、「榎枯る」が冬に分類されている。

    下の写真で、鮮やかに黄葉している水辺の木が榎である。

  • 足早に典座の影や冬椿

    11月 11th, 2025

    「冬椿」は冬の間に咲く椿の総称。寒椿、早咲き椿ともいわれる。凛とした寒気の中で色鮮やかに咲く。

    掲句は埼玉県新座市にある平林寺の境内を散策したときの作品。「典座(てんぞ)」は禅寺で修行僧の食事を司る役職のこと。炊事係といえば分かりやすいが、食事の調理や食事そのものを重要な修行の一部と考えている禅宗では、より格式の高い役職だという。食堂(じきどう)の近くに佇んで、境内の静寂に浸っていると、足早に廊下を踏み鳴らして食堂を出入りする人影があった。午前10時を回った頃で、今しがた斎座(ざいざ)を知らせる魚版が鳴ったところだった。境内のあちこちに冬椿が咲きこぼれていた。平成14年作。『河岸段丘』所収。

  • 秋収め(あきおさめ)

    11月 11th, 2025

    秋の収穫に伴う刈取り、稲扱き、籾摺り、俵詰めなどの作業が全て終わった状態を指す。田植から収穫までの春からの長い農作業をねぎらい、感謝する意味合いがある。作業に携わった人々が寄り合いお祝いをする。「田仕舞(たじまい)」「秋忘」など、地域によってさまざまな呼び名がある。

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