
紅葉を散らしてほぼ枯木になった桜とその向こうに立つ三重塔。朝、ある禅寺の庭園内で撮ったものである。三重塔は、開山400年を記念して建てられたという。木肌の木目が美しい仏塔である。

紅葉を散らしてほぼ枯木になった桜とその向こうに立つ三重塔。朝、ある禅寺の庭園内で撮ったものである。三重塔は、開山400年を記念して建てられたという。木肌の木目が美しい仏塔である。
「秩父夜祭」は埼玉県秩父市の秩父神社の例大祭。毎年12月3日に行われる。かつては絹の大市のフィナーレを飾る祭りであり、お蚕祭と呼ばれた。
掲句は、祭当日、秩父神社の神馬舎に立ち寄っての作品。御神幸行列に供奉する2頭の神馬(しんめ)が、静かに出番を待っていた。夜闇が下りてくるとともに、盆地の大気は冷え込み、人々の吐く息も神馬の息も白々と見えた。見るもの聞くものに、祭が佳境に入る前の緊張感が感じられた。平成23年作。
日本固有種の淡水性の小蟹。本州以南の淡水域に生息する。甲羅は丸みを帯びた四角形で、色は褐色、赤紫色、淡青色など環境によって変化する。産卵期は夏で、気温が上がると活発に活動する。見かける場所により「山蟹」「沢蟹」「岩蟹」などと呼ぶ。「蟹」(夏季)の傍題。

冬の夕焼のこと。気温は低く大気は澄んで、短い時間だが鮮やかなオレンジ色に燃える。「冬茜」の茜色は、古くから使われている暗い赤色を指す。「冬夕焼」の傍題。

「東風(こち)」は春に吹く東風のこと。冬型の気圧配置が崩れたときに吹く、寒さを和らげ、時には雨を伴う柔らかな風である。春の訪れを告げる風として、古くから親しまれてきた。
掲句は、通りすがりの保育園での光景が契機になってできた作品。早朝の園舎の軒下に沢山のナプキンが干してあった。真っ白なナプキンはひらひらと風に靡き、園児たちの通園を待っているように見えた。まだ人影はなかったが、春の到来を感じさせる光景だった。令和6年作。